眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

リズム生命「アクロスティック」

2018-12-14 03:49:50 | アクロスティック・ライフ
エンジンがかかったら
どこへ走り出すのだろう
始動するまでにはどれくらいかかる
苦し紛れに手を出してみる
3分ショッピング

遠藤さんはインサイドキック
ドライバーはハンドルをまわして
芯の強い侍は刀を磨いて
グラスをまわしてバーテンダー
散歩道では靴を慣らして

偉そうな上司は部下を叱って
ドラマーはスティックをまわして
詩人はペンをまわして
草を引き抜くおばあさん
サンパウロではボールをまたいで

エンジンがかかったら
どこへでも行けるのに
仕草を探してみんなそれぞれ
苦労は絶えないみたいだ
さよならまでの1、2、3

遠藤さんはインターセプト
ドーベルマンは尻尾を振って
深夜にpomeraはキーを弾いて
九段はパチン扇子を弾いて
坂を上って猫を撫でて

笑みを求めて迷い込む
トンネルは暗く細く果てしなく
しあわせは
くるくるくるくるくる
探し探し探しつかれてまわり続ける

液晶に触れてラインを開く
鳥取砂丘にモンスターをたずね
シングル予選でラケットをまわし
くるくる消しゴム詰みを読み
さくさく食べるはうすしお味

永遠と明日をシャッフルしながら
どこまでも落ち着く
仕草を求めている
クックドゥードゥードゥードゥードゥー
寂しさ埋めるぼくらのリズム


 アクロスティック「江戸仕草」

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