例えば41銀と囲いの金に銀をかける一手がある。
要の金を狙うのは寄せの基本。
金をかわされて銀は助からない。(駒損が避けられない)だから、序盤の感覚では、まず銀はかけられない。序盤でそれをやれば、普通に大悪手になるだろう。ところが終盤においては、銀をかける手はだいたいよい手であり、それに対して金をただ逃げるような手はだいたい悪手になるのだ。
(先手で拠点が入ることが大きすぎ、ほとんどの場合、銀を回収するような時間が訪れないから)
「かわす手は利かない」ありがたい。
そういう嗅覚が終盤のセンスだろう。
囲いの金に銀をかける。
終盤ではだいたいよい手、時に性急、希に無効。
その辺りの見極めに長けた人を、終盤が強いと言うのだと思う。
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