「真夜中の対戦者たち」
将棋ウォーズにログインすると
驚くほどのスピードで手合いがつく
相手が人間だと感じれば
どうしてこんなに楽しいのだろう
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「倒してみせる/いい将棋をつくる」
3分切れ負けルールで、将棋になるためには
互いの協力が必要だ
戦う意思、つくる意識がなければ
まともな将棋にならないだろう
詰み/終盤までたどり着けることが
まずは大事じゃないだろうか
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「6分で終わるドラマ」
寄せ切れるかどうか
ギリギリの勝負
時には作ったような結末になったり
最後の1秒にドラマがある
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「攻撃の孤独」
仕掛けなければ仕掛けられる
仕掛けなければ備えられる
仕掛けたところで二の矢がない
孤独と隣り合わせの攻撃
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「逞しくなりたい」
よく逆転負けをする
寄るはずのない玉を寄せられたりする
穴熊もいいけれど
受けも強くなりたいなら
色々試してみるのも手
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「困ると時間も使うもの」
寄せ切ることは大変だから
時間でも競っていることは大事
時間で勝とうとするのではなく
上達を目指すなら指し手を追究すること
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「ミスはつきもの」
ミスをした時に
リカバリーする力をつけたい
出だしを間違えているのに
ちゃんと正しい文字にしてしまう
そんな人がいた
辻褄を合わせられる人になりたい
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「AIが解放した序盤」
色々やってくる人
無茶苦茶にやってくる人
ああ 好きにやっていていいな
(自分もそうありたいと思う)
探究している感じがする
考えずに生きることもできる
勝つことだけを考えると
あまり「冒険」はできなくなる
一局の中で指せる手は決まっている
(本当に自分の選べるのは何手だろう)
なぞるのと自分で考えるのとでは
「充実感」が違うのだ
それは疲労の度合いでもわかる
自分が何をテーマにしているか
それによって選ぶ手は決まってくる
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「未知の局面で悩みたい」
本気で考えたい時には
少し長い10分切れ負けルールを選びたい
切迫していく時間の中で
どう指していいかわからない
局面を乗り越えようともがくことは
将棋の面白さの1つではないだろうか
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「ファッション」
(やたらと右四間飛車ばかりとか)
流行り廃りだけではなく
自分のスタイルを持っている
人は「ハート」が強い
好きなことは繰り返せる
(だから強いのだ)
食べること、眠ること、生きること
好きでないとやってられない
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「序盤が実は難しい」
終盤は難解だが
上手い人のをみたり、実戦を積んだり
詰将棋を解いたりすることで上達する
序盤はあまりにも手が広すぎる
定跡は参考になるが
うろ覚えで指して失敗することも多い
(失敗を恐れずいこう)
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「なるほどは上達の秘密」
現代では難しい定跡書に頼らずとも
YouTubeで学ぶこともできる
四間飛車で棒銀を迎えるとしたら
山口さんの講座などは
とても参考になるはずだ
隅々まで理解することは難しくても
部分部分で
「なるほど」と思える瞬間があれば
それは定跡の急所を理解した証だ
無理に覚え込もうとするよりも
「なるほど」を獲得していく方が
よほど応用が利くのではないか
AIソフトを活用する
という手もあるだろうし
いずれにせよ
教わったことをただ「受け取る」のではなく
自分なりに吸収していく姿勢が大事だ
※『将棋ウォーズ』……ネット対戦アプリ