折句ラッシュ・クリスマス

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クジラうえリクエストした水族館マダイが歌うスローバラード、クリスマス

【小説】先生のあいさつ(今日のこれから)

2021-01-11 10:29:00 | ナノノベル
・うまいもの食べて本音が出る

 議員というものは、必ず人と会わねばなりません。人と会う流れからして、当然それは食事ともセットにして考えねばなりません。ある意味で私たち議員というのは世間一般の人とは違うのだから、多くの人が出歩いたり会食したりするのを控えようとも、全くそれと同じというわけには参りません。会食は私たち議員にとっては、絶対に譲ることのできない領域であり伝統であります。いかに世間がテイクアウトを唱え、テレワークを浸透させようと動いていたとしても、それとは全く次元が異なる話という思いです。
 私たちは長きに渡り会食という文化、あるいは慣習の中で生きてきたのです。これは一朝一夕に変えられるようなものではありません。私たちは会食の場で腹を割って話します。それによって相手から本音を引き出すことができるのです。美味しいものを食べると人は幸せな気持ちになります。国民が幸福である前に、まず私たち議員が幸せの味を知り、十分に美味しい思いをしなければならないことは、改めて言うまでもないことであります。


・先手先手河童の話

 本音が出るなら明細書も出るだろうとのご指摘もありますが、これは全くの論理の飛躍であると言わなければなりません。誰が考えても無理がありますし、そもそも必要もない明細書をあえて出せと言うならば、そのエビデンスはどこにあるのでしょうか。相手に虎を出せと言うなら、その段取りくらいは自らがつけるべきであると考えられるわけであります。
 いざその気になれば、明細書を出すくらいのことは屁でもありません。言い換えるならば河童の屁、逆に言えば屁の河童であると強く申し上げねばなりません。しかしながら、いかに簡単であると言っても屁というものは、無闇やたらに出していいというものではありません。また、自由自在に出せるというものでもありません。殊更にそうしたことに拘っては、まかり間違ってより大きなものが出てしまうのではありませんか。
 指導者というものは、そうした仮定の話についても十分に考えておかなければなりません。それこそがまさに先手先手で動くという言葉の意味を実践することであるからです。河童についてもこれと全く同じであると考えられるわけであります。河童なんて知るわけがない、未来のことなんて誰にも想像できないというのは、言い訳でしかありません。


・うそのマニュアル

 言い訳することができない代わりに、私たちはありとあらゆるうそをついて参ります。同じつくならば、うそは大きくつかねばなりません。また、うそは細かくつかねばなりません。そうしてこそ、綻びがなく辻褄の合う話になるのではないでしょうか。自分の身は自分で守らなければなりません。
 何よりも大事なのは自分自身ではないでしょうか。私はまずは自分を愛します。それはエゴではないかと言って責め立てる人もいます。しかし何事もはじめはエゴからスタートするのではないでしょうか。自分を愛することができれば、その愛を自分以外に向けることもできるかもしれない。私ならそのように考えることができます。
 うそは私を助けます。誠に問題なくうそがつけたなと思われる時には、あたかもあったことをなかったことのようにでき、なかったことをあたかもあったことのようにすることができます。
 私たち議員の言葉には常に裏があるのだということを、皆さんは肝に銘じておく必要があります。考えていないと言っている時は、考えているのです。検討すると言っている時には、考えがないのです。少なくても、現時点ではと言えば……、もうおわかりでしょう。今日は少し先の話もしておきたいと思います。


・どうか真似しないで

 若者の皆さんへ。どうか相手の目を見て話してください。腹を割って話してみてください。そして真実を見る目を養ってください。先生たちが間違っていたら間違っていると言ってください。デタラメであればデタラメじゃないかと声を上げてください。決して悪い大人の真似をしないでください。お手本にすべきものは、きっと他にたくさんあります。どうか、だらしない大人の行いを利用して、安易な道に走らないでください。皆さんはしっかりと自分の頭で考えることができます。すべてを大人のせいにしないでください。誰だって年を取るのです。皆さんにしても既に十分大人なのではないですか。批判するばかりではなく、もっと自分たちで主張してください。すぐにあきらめるのではなく高く理想を描いてください。不条理の中で自分を消そうとしないでください。未来はきっと皆さんの力で変えることができます。
 私たちはある意味では反面教師に過ぎません。どうか負の側面をコピーしないでください。誤っているなら逆へ進むべきです。偏見と闘ってください。先入観を打ち壊してください。自分で考え自分がいいと思う行いをしてください。道は開けています。ここはまだスタートラインなのです。
 以上で私からのあいさつを終わらせていただきたいと思います。



・まだ何か?

 何か質問のある方はいらっしゃいますか?
 いくらでも聞いてください。
 今日は予定を全部空けてあります。

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