JUNSKY blog 2015

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集客に悩む演劇界

2010-05-05 23:22:10 | 観劇レビュー
2010年5月5日(水・こどもの日)

 先日、劇団「四季」が全国初の常設専用劇場として14年前にオープンした
【福岡シティ劇場】が公演継続を断念することを決めましたが、その最後の
公演となる【エビータ】も盛況とは言えない状況のようです。

 これは、劇団「四季」だけの現象ではなく、東宝ミュージカルや宝塚歌劇
でも見られる現象のようです。

 たとえば、日本初演はまずまずの集客であった、【レベッカ】もチケットは
多数残席があるようです。



 また、宝塚大劇場では数年前から起こっていた事態が東京宝塚劇場でも起こり
始めているようです。





 これらの現象の基盤となっているのが、国民全般の貧困化であり、観劇に回す余裕が無くなってきた世帯が急増してきたことにあるのは確実でしょう。

 一方では、劇団「四季」が自ら分析しているように、観客を惹き付けるに足りる演目が不足していることもあるかも知れません。
 四季では、最近は「昭和三部作」のようなオリジナル新作への挑戦が少ないように思えます。

 たとえば、東宝ミュージカルでは、新しい企画を試したり取り組んだりすることを避け、再演に次ぐ再演を継続している。
 上記の【レベッカ】は再演であるが、【エリザベート】や【レ・ミゼラブル】は、何度も再演を続けている。
 もっとも東宝の小劇場「シアタークリエ」では、新作にも挑戦はしているのだが・・・

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