NHK「ラテンアメリカの挑戦」
後半は、チリやボリビアなどの近況を描く。
今年(2006年)1月。チリでは民主的な選挙でラテンアメリカ初の女性大統領ミチェレ・バチェレが選出された。
【彼女の父は将軍で、1973年9月11日のピノチェトの軍事クーデタに反対し、獄死した。彼女も母とともにピノチェトに投獄され、拷問を受け、その後国外追放された、という経歴をもつ。
彼女は、夫とともにチリ革命武装戦線という抵抗運動のメンバーであった。彼女の夫は暗殺された。彼女は逮捕され、ピノチェトの最も悪名高いVilla Grimaldi拷問収容所に投獄されたのであった。】(Yahoo 情報検索より引用)
番組では、1970年に世界史上初めて選挙によって成立した社会主義政権アジェンデ大統領が、それまで国際石油資本や米系大企業に支配されてきた経済を国民本位に転換し始めたというところから紹介を始めた。
そして、CIA秘密報告文書を映像で追いながら、度重なるクーデターや経済封鎖を米国主導で仕掛けてゆく様をありありとフォローする。
そして、米国のシナリオによるピノチェット将軍によるクーデターが1973年に終に“成功”し、政権を担ってきた政党や支持者や労働組合員が次々に逮捕・弾圧される様を当時の映像で追う。
そして多くが殺され、また今に至るも行く辺不明であると説明し、30年間毎年追究し続けている集会を映し出す。
(チリ共産党が大弾圧され、ヴィクトル・ハラなど多くの文化人・知識人が虐殺された。)
無名戦士の墓には、まさにN.N(No Name に相当)と書かれた十字架の墓標が立ち並ぶ様を示す。
ピノチェットによる独裁政権は長く続き、一面ではアメリカ的反映は見せつつも、貧富の格差と失業者は空前のものとなった。
ようやく30数年ぶりに民主的な選挙が改めて行われ、バチェレ大統領が選出されたのである。
番組では大統領顧問らしき側近がインタビューに応じていたが、この方も同年代の女性であった。
女性パワーが彷彿としていたのも特徴である。
チリでは、実績作りはこれからである。
番組も、チリでの挑戦はこれから多くの課題を抱えていると締めた。
後半は、チリやボリビアなどの近況を描く。
今年(2006年)1月。チリでは民主的な選挙でラテンアメリカ初の女性大統領ミチェレ・バチェレが選出された。
【彼女の父は将軍で、1973年9月11日のピノチェトの軍事クーデタに反対し、獄死した。彼女も母とともにピノチェトに投獄され、拷問を受け、その後国外追放された、という経歴をもつ。
彼女は、夫とともにチリ革命武装戦線という抵抗運動のメンバーであった。彼女の夫は暗殺された。彼女は逮捕され、ピノチェトの最も悪名高いVilla Grimaldi拷問収容所に投獄されたのであった。】(Yahoo 情報検索より引用)
番組では、1970年に世界史上初めて選挙によって成立した社会主義政権アジェンデ大統領が、それまで国際石油資本や米系大企業に支配されてきた経済を国民本位に転換し始めたというところから紹介を始めた。
そして、CIA秘密報告文書を映像で追いながら、度重なるクーデターや経済封鎖を米国主導で仕掛けてゆく様をありありとフォローする。
そして、米国のシナリオによるピノチェット将軍によるクーデターが1973年に終に“成功”し、政権を担ってきた政党や支持者や労働組合員が次々に逮捕・弾圧される様を当時の映像で追う。
そして多くが殺され、また今に至るも行く辺不明であると説明し、30年間毎年追究し続けている集会を映し出す。
(チリ共産党が大弾圧され、ヴィクトル・ハラなど多くの文化人・知識人が虐殺された。)
無名戦士の墓には、まさにN.N(No Name に相当)と書かれた十字架の墓標が立ち並ぶ様を示す。
ピノチェットによる独裁政権は長く続き、一面ではアメリカ的反映は見せつつも、貧富の格差と失業者は空前のものとなった。
ようやく30数年ぶりに民主的な選挙が改めて行われ、バチェレ大統領が選出されたのである。
番組では大統領顧問らしき側近がインタビューに応じていたが、この方も同年代の女性であった。
女性パワーが彷彿としていたのも特徴である。
チリでは、実績作りはこれからである。
番組も、チリでの挑戦はこれから多くの課題を抱えていると締めた。
一方を削除してください。ゴメンね。
投稿するときも寝ぼけたんですね・・・
消しておきますよ。
他の記事もみていただければ幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。
去年の郵政民営化を問う選挙では、民営化反対だったので共産党に投票しました。
今のところ党員でもなんでもありませんが、民営化にしっかり反対してくれる「確かな野党」はもう共産党しかないと思ったからです。
グローバリゼーションという名の規制緩和、民営化路線が世界のあちこちで何を引き起こしてきたかはすでにネットや本でも知っておりましたので、小泉自民の進める改革には危惧を抱いていました。思ったとおり、このままでは日本も一握りの勝ち組と教育費や医療費もままならないような貧困層に二極化して行ってしまいそうです。そんな中で聞いた最近の南米各国の動きは瞠目すべきものだと思っておりました。
ベネズエラ、ボリビア、チリ、ブラジルと言った、最近の左派政権の誕生はこれまで日本では一部でしか語られなかったり、語られたとしても否定的にしかだったような気がしますが、ついにNHKでも取り上げてくれるようになったのは嬉しい限りです。アメリカの裏庭と言われた南米世界が、かつてどれだけの苦難を味合わされ、人々がつい最近まで、恐怖と貧困のどん底の生活に耐えてきたのかを考えれば、その中からあそこまで立ち上がって来たのかと思うと自分も勇気が持てそうです。
それにしても、ブラジルのサトウキビからのエタノール生産とその利用の技術には驚かされました。「アグリエネルギー国家戦略」。素晴らしいじゃありませんか。農業と工業の融合による失業者対策、地球環境を汚さないエネルギー利用もそうですが、その生産技術を独占しないで、アジアやアフリカの貧しい国々も含め、世界に広げて行こうという発想も素晴らしい。もちろん、市場を形成するためという目的はあるものの、その根底には「一人勝ちはしない」という発想もあるような気がします。
新自由主義なんて所詮は「一人勝ち」したい人間の発想ではないでしょうか?弱肉強食の世界で一部の人々だけが勝ち残っても、おそらくは、その人たち自身でさえ、心からの平和で幸福な生活など営むことは出来ないのではないか?新自由主義にさんざん痛めつけられてきた南米世界だからこその考え方ではないかと思います。
アメリカの機嫌を取るのもいいですが、日本も南米世界にもっと注目すべきでしょう。