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海保に無断であたご航海長聴取

2008-02-26 21:30:03 | 事件・事故
 事故を起した「あたご」の航海長を海上保安庁の捜査に応じないまま、
「海上幕僚監部があたごの航海長から話を聴いていたことがわかった。」(朝日新聞)という話。

 海上保安庁を管轄する国土交通大臣が『不快感』を示したと言う。

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海幕、海保に無断であたご航海長聴取 国交相が不快感
       (朝日新聞) - goo ニュース
   2008年02月26日12時48分

 海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船清徳丸の衝突事故で、あたごの見張り員が漁船の存在に気づいた時間について防衛省が「2分前」から「12分前」に訂正した問題で、第3管区海上保安本部の捜査が始まっていた19日夜、3管側に連絡しないまま、海上幕僚監部があたごの航海長から話を聴いていたことがわかった。海上保安庁を所管する冬柴国土交通相は26日午前の閣議後会見で「捜査権限がある私どもの了解を得てやるのが筋だ」と、不快感を示した。捜査妨害との批判が出る可能性もある。

 事情を聴かれた航海長は、衝突直前に交代した前任の当直士官。事故当時の当直士官は水雷長だったこともわかった。

 防衛省によると事故当日の19日午前10時、海保の聴取が始まる前に航海長をヘリで同省に呼び事情を聴いた際には、海保に連絡をしていた。この時点では「衝突2分前の午前4時5分にあかりに気づいた」という情報しかなく、海保にも伝えたという。

 だが、同日午後4時すぎ、あたご乗組員から直接話を聴いていた護衛艦隊幕僚長から、「最初の確認は午前3時55分」との報告を受けた。このためあたごに戻っていた航海長に、同午後11時から20日午前2時47分まで電話で「12分前」で間違いないかなどを聞き直した際は、海保に連絡をしていなかったという。防衛省・海幕は「幕僚長の情報を確認した。新たに何かを聞いたわけではない」としている。

 19日午後5時50分には海保によるあたごへの家宅捜索が始まっており、捜査機関に連絡しないまま、捜査対象者から話を聴いたことになる。

 海保からは21日午前11時に「乗組員への接触は控えてほしい」と要請があったという。

 3管幹部は「事実ならば、捜査機関としては望ましくない」と話している。

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事故6時間後、航海長呼ぶ=聴取人物、海保に報告せず-イージス艦衝突で防衛省(時事通信) - goo ニュース 2008年2月26日 05:04

航海長聴取、事前承諾なし=防衛省、虚偽説明の疑い-イージス艦衝突で海保(時事通信) - goo ニュース 2008年2月26日 19:12

あたご艦長から事情聴取 イージス艦衝突事故で3管(共同通信) - goo ニュース 2008年2月26日(火)12:46

艦橋からの視認検証 海上保安本部 艦長から事情聴取も(朝日新聞) - goo ニュース 2008年2月26日(火)21:26  

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捜査前に対応協議 「海保に無断」認める 2008年2月28日(木)「しんぶん赤旗」

 海上自衛隊のイージス艦「あたご」が漁船「清徳丸」に衝突した事故で、防衛省が海上保安庁に無断で事故発生後にあたごの航海長をヘリコプターで東京・市谷の同省に呼び事情聴取したさい、大臣室で石破茂防衛相のほか、増田好平防衛事務次官、斎藤隆自衛隊統合幕僚長、吉川栄治海上自衛隊幕僚長ら最高幹部がそろっていたことがわかりました。捜査開始より先に、事故当事者と防衛省・自衛隊トップが極秘に会合していた事実は、事情聴取にとどまらず事故の真相を隠ぺいする対応協議だったのではないかという疑惑を深めるものです。

 航海長が同省にいた当時、現場では、仲間の僚船なども多数参加して行方不明の吉清治夫さん(58)、哲大さん(23)親子の懸命の捜索が続いていました。人命救助より、事情聴取を優先させた軍事優先体質も明らかになりました。

 同省は、事故から約六時間後の十九日午前十時ごろ航海長をヘリで呼び、石破氏を含む同省首脳が約一時間、事故状況を直接聴きました。航海長は、あたごが清徳丸に衝突した十九日午前四時七分の直前の午前四時まで当直の士官でした。防衛省が清徳丸を視認したと発表している同午前三時五十五分は艦橋で操船を指揮していました。

 この事情聴取は、捜査を担当する海上保安庁に無断で行われており、石破防衛相は二十七日午前の衆院予算委員会分科会でこの事実を認め、「適切ではなかった」とのべました。

 海上保安庁は、業務上過失往来妨害容疑で、あたごに対する強制捜査の方針を固めていましたが、「人命救助を最優先させたい」と、あたごが横須賀基地に戻るまで待ち、同日午後五時五十分から艦内の捜索を開始しました。






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