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沈む「自民党」 から 逃げ出すネズミたち

2010-04-04 00:56:58 | 政治
2010年4月4日(日)

 昨年の衆議院選挙の大敗以来取り沙汰されていた『新党構想』が“大物”の離党で本格的になってきたようだ。

 一歩先にフライング離党してハシゴを外されていた鳩山邦夫(弟)にとっては渡りに舟。
『平沼新党』への期待を表明したが、『平沼新党』に入れて貰えるかどうかは疑わしいようである。

 『新党』は、当面二頭立て馬車で運営するようであるが、船頭が二人居れば、そのうち二進も三進も行かなくなることは目に見えている。

 この『新党』の動きは自民党に再生の芽が無いことを見限った財界が、自らの利権を守るために民主党に代わる『新しい』政党に無党派層の支持を流し込んで、共産党などへの期待感を国民が抱かないように仕向ける戦術であることは間違いない。

 しかし、民主党そのものが、過去のそういう事態に合せて財界主導で作られた政党であることにも見られるように、自民党の支配が揺るぐ度に、『新自由クラブ』『さきがけ』『新生党』『新進党』『自由党』『旧・民主党』等など数多く勃興し、没落して行った。

 現・民主党は、それらの雑多な政党を財界の意向で無理やり統合した政党であったが、どうにか没落の危機を免れて財界が求める保守「二大政党制」を実現する可能性が出てきた矢先であった。

 党首・幹事長の金権まみれの体質や連合系労組丸抱えの実態などが日々明らかになる中で、急速に没落の危機に面しているが、一方の自民党も財界の期待に反して国民からの『自民に不満』の声を克服できず、財界の思いとは裏腹に『二大没落政党制』に成り下がってしまった。

 そこで、財界が次に打った戦術(戦略とは言えない)が、『平沼・与謝野新党』による国民の不満吸収媒体の製造であった。

 まあ、当ブログのスタンスから言えば、いかがわしい『新党』が発足しそうだ
と言わなければならない。

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前原、枝野氏が新党との連携否定
 =渡辺喜氏、「偽装第三極」と批判

      時事通信 2010年4月4日(日)14:03
 前原誠司国土交通相は4日、与謝野馨元財務相らの新党結成の動きについて「自民党が崩れていっているという感じがする」との見方を示すとともに、「おそらく新たな政党が今後も出てくるのではないかと思っているが、民主党はそういったものに目もくれずに頑張るしかない」と述べ、連携の可能性を否定した。

 枝野幸男行政刷新担当相も「興味も関心も全くない」と強調。参院選への影響に関しては「党の数が変化するのだから、プラスかマイナスかは別にして、受けないはずはない。それは選挙が近づいたときに考えればいいことだ」と述べた。いずれも都内で記者団に語った。

 また、社民党の福島瑞穂党首(消費者・少子化担当相)は甲府市内で記者会見し、「自民党崩壊の引き金が引かれた。新党に加わる顔触れはごった煮というか、ミニ自民党だ」と指摘。みんなの党の渡辺喜美代表は記者団に「与謝野氏は自民党の補完勢力を公言しているし、(新党の)増税路線は大きな政府につながるので民主党の補完勢力にもなり得る。そんなところは第三極とは言えない。偽装第三極だ」と厳しく批判した。 

[時事通信社] 



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