スマート詩吟は面白い

スマート詩吟及び福祉詩吟は私の造語です。それらの普及を図っていきたいと思います。

平成29年修神会春季吟道大会の一こま(大村喜龍さん独吟「松竹梅」)

2017-05-06 09:00:00 | 修神会大会2018(H30)年以前

平成29415日に神奈川県横浜市青葉区の青葉公会堂で

公益社団法人日本吟道学院公認 修神会(会長井上邦神)春季吟道大会が開催されました。

 

今回紹介します吟詠は、プログラム番号80番目に登場した

「松竹梅」(松口月城作) 吟者 市ヶ尾教場 大村喜龍さんです。


 

下記は、大村さんの吟詠『松竹梅』を少しだけイメージを変えて作成してみました。

吟声は同じです。雰囲気は如何でしょうか?

1.詩文は以下の通りです。

     松竹梅  松口月城

寿福 愈開く 松竹梅 君が家 今日 是れ蓬莱

亀遊び 鶴舞い 還酔う 無限の歓懐玉杯に在り

 

2.大村喜龍さんから「詩のこころ」を頂きました。

松と竹と梅は寒に堪えるので 歳寒の三友 とも呼ばれています。 
長寿と幸福をもたらして、今日の君の家は栄光に輝いている。
亀と鶴はめでたく、祝宴の人たちも歓びに酔い、何ともめでたいことである。

 

3.このブログの作者、指方順龍からひとこと

 『詩吟の雅号は、詩吟を始めて修練6ヵ月後に、昇段審査を受け合格しますと、

日本吟道学院から「吟号」が認可されます。

その後の修練に従って、「洲号」、「水号」、「城号」、「祥号」、「下龍号」そして「上龍号」となります。

「下龍号」を受審出来るのは少なくとも約15年超の修練が必要です。

雅号を見ますと、どの程度吟道を修練されたかが解ります。

大村喜龍さんは、私指方順龍と同じ「下龍」です。

詩吟大会に限りませんが、日常生活の中でも、何か心に響くもの、あるいは

琴線に触れたいと思うことがあれば、それに相応しい詩を吟じたくなります。

この詩文「松竹梅 松口月城」は、大変おめでたい詩です。そんなことですから、

大村喜龍さんには、「きっとおめでたいことがあったのだろう」と想像する次第です。

そんなことを考えて、この吟詠を聴いて頂けると、

一段と詩文・吟者吟詠に触れ合うことが出来るのではないかと思います。

 

4.追記として、大村喜龍さんの過去のブログ吟詠

大村喜龍さんは、このブログに数回登場されています。

H281119日「事に感ず 于濆」、H2864日「江雪 柳宗元」、

H27117日「合吟 鐘山即事 王安石」、H27430日「なずな 星野富広」等です。

その吟題を選ばれたお気持ちを慮り(おもんぱかり)

改めてブログにご訪問・お聴き頂けるとうれしい限りです。

①   H28年11月19日ブログ:修神会秋季吟道大会「事に感ず 干噴」

http://blog.goo.ne.jp/junsashikata/d/20161119 

②   H28年6月4日ブログ:修神会春季吟道大会「江雪 柳宗元」

http://blog.goo.ne.jp/junsashikata/e/ca535b9528eba14a737981ad8c4edaef

③   H27117日ブログ:修神会創立50周年記念大会「合吟 鐘山即事 王安石」

http://blog.goo.ne.jp/junsashikata/d/20151107

④   H274月30日ブログ:修神会秋季大会「なずな 星野富広」

http://blog.goo.ne.jp/junsashikata/d/20150430

 

最後まで、お聴き頂きありがとうございました。     

私たちはこれからも詩吟の世界を探究していくつもりです。皆様からの批評をお待ちしております。

  

 

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