スマート詩吟は面白い

スマート詩吟及び福祉詩吟は私の造語です。それらの普及を図っていきたいと思います。

6月の吟詠:渡辺吟神集から「信の一字」を紹介します

2017-06-10 09:00:00 | 絶句

先月も記しましたが、吟道範典の一つに渡辺吟神先生が著された「吟神作品集」があります。

最初の章は「一日一吟、これを吟じ、これを実践して、幸福をつかんでいただきたいと祈りながら」の

前書きの基、「万人幸福之詩」として多数の吟譜が纏められています。

私も座右に置いている訳ですが、6月吟詠では、「信の一字」を紹介します。

1.詩文

信の一字    渡辺吟神

信ずれば成り 憂えれば 即ち崩る  人間万事 信あるのみ

花は薫り 蝶は舞う 満山の春 総て 是 信の一字に因って 生ずるを

2.詩文の意味(範典より)

信ずれば成り、憂えれば崩れる(万人幸福之栞)。

信ずるが故に神ありーーゆえに「信は力なり」という。

人は縄をもってその身体を縛ることは出来るが、その心まで縛ることは出来ない。

人の心を金縛りに縛るものは、ただ一つ、信つまり「まこと」あるのみ。

悪人を善人にする唯一の道は信ずるにある。

心の底から信じてくれる人には、嘘をつくことが出来ぬ。

信ずる人をごまかすことは出来ぬ。

信の一字によって、花は咲き蝶は舞う美しい世の中を築き上げよう。

3.素読から吟詠をどうぞ

 

平成29年6月の吟詠は渡辺吟神集から「信の一字」を紹介しました。

ではまたお会いしましょう。

 

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