乳がん日記

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思い悩むな

2011-02-21 10:09:37 | 日記

昨日の教会の説教箇所は、とても有名な箇所ですが、

乳がんになってから聞くと胸へとても強く響きました。

同じ言葉でも受け取り方の真剣さが違ってくるのですね。

 

友人の姪が30歳で乳がんになり、温存なのですが、

「再発はどうしたらしないのですか?」と思い悩むばかりです。

もちろん若くなくても「どうしたら再発しないのか?」は

大きな問題ですし、再発してしまった場合は、どうしたら

寛解できるか思い悩むことになります。

 

でもベストを尽くすができても、寿命についてはそれこそ

神様の領域なので、人間にはどうすることもできません。

そう思っていたのですが、まさしく聖書の中にその箇所が

ありました。

 

マタイによる福音書6章27節「あなたがたのうちのだれが

思い悩んだからといって、寿命をわずかでも延ばすことが

できようか。」

 

34節「だから明日のことまで思い悩むな。明日の事は明日

自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。」

 

明日のことは明日に思い悩ませることにして、自分は今日

できることをしていく。思い悩んで暗くなる時間がもったい

ないです。笑っても泣いても同じ時間が過ぎるので、

私は笑って生きたいです。

 


乳房と馬油

2011-02-20 07:47:25 | 日記

放射線の照射が終わってから四ヶ月が過ぎました。

思ったよりも色は薄くなりません。始めのころの感じでは

すぐ薄くなりそうでしたが、なかなかしぶといものですね。

 

まだかゆみもありますし、傷口以外にできものまであり、

それがなんと横一文字の傷口プラス縦のできもの4個の

おかげでまるで十字架のように見えます。

 

クリスチャンの私としては喜ばしいことなので、鏡を見ては

ニヤニヤしているのですが、やはり色とかゆみは気に

なります。医者からもらったヒルドイドが残ってますが、

同じ薬を塗り続けるのはちょっと抵抗があるので、

家にある馬油を塗っています。

 

馬油はいろいろありますが、最近のは匂いもなくて、

なんと私は顔も手も足もこれだけです。しかも

顔は安い化粧水と安い馬油(1000円)で、なんと

長年気になっていたシミまで薄くなりました。

 

始めから馬油を乳房に塗るつもりでしたが、主治医が

「ヒルドイドが良いよ」と言うので、今までは我慢して

いましたが、これからはガンガン馬油を塗ってみます。

 

 


Kampo

2011-02-19 08:44:41 | 日記

昨日の読売新聞の夕刊に「Kampo」の記事があり、

一瞬簡易保険のかんぽ 「Kanpo」かと思ってしまいましたが、

そうではなく漢方のことでした。

 

慶応医学部には漢方医学センターがあり、なんと日本だけが

漢方医(伝統医)と西洋医の2つに資格が別れていないのだ

そうです。明治の時に西洋医に統一してしまったからだそうで、

そのおかげで漢方と西洋医学の両方を使いこなせるのは

日本人の医師だけ!

 

私の主治医は近藤先生のように「抗がん剤は効果がない」などと

過激なことは言いません。副作用がなければ化学療法にも意味が

ある。延命効果がないとしても好きなことをする時間が増える

という立場です。

 

大腸がんの術後には「大建中湯」がすでに使われている

そうですが、乳がんにも副作用がなく延命効果のある漢方が

使用されるようになると嬉しいです。ないのかしら・・・・・


ガンと家族

2011-02-18 07:52:38 | 日記

私はとうとう90歳の同居の実母には乳がんを言えませんでした。

今でも母は私が足で入院したと信じています。入院中も母の

短期入所した施設へ電話をし、手術後の麻酔がさめてフラ

フラの頭でも電話をしました。歳をとっていてくれたおかげで、

なんとかバレないでいます。

 

放射線も毎日出かけましたが、もともと毎日出歩いていたので、

何も変と思われませんでしたし、体調は良かったので、

食事を三食一緒に食べていても、母は私を乳がんだと思わないで

すみました。お風呂は一緒に入りませんしね。

 

心配症なので、「大丈夫?」「休みなさい」と言われ続けることを思うと、

嘘をつくほうが楽だと思ったのですが、術後半年過ぎて正解だったと

思っています。もちろん夫や息子は一緒に嘘をついてくれているのですが、

家族は支えにもなりますが、重荷にもなりますね。

 

愛犬のミニチュアダックスは10歳です。まこちゃんのコメントを読むと

家族を失った悲しみが伝わってきて私まで泣けそうです。

我が家も一緒に寝て子どものように甘やかしていますので、

彼のいない生活は考えられません。それでもペットの寿命は人間よりも

短いです。一緒に過ごせる時間に感謝して毎日楽しく暮らしています。

愛犬も家族なのでやはり支えになっています。


再びまこちゃんへ

2011-02-17 09:31:34 | 日記

おはようございます!よくぞ諦めないで読んでくださったと

心から感謝です。コメントをいただけない期間が長かったので、

ついつい怠惰になっています。コメントいただけて本当に

嬉しいです。同年齢なんですね。

 

私は親友が1999年に左胸を温存で切り、2007年に

肝臓と肺に転移が見つかりました。彼女が治療に悩むのを

ストレス解消の相手として支えてきました。

 

結局彼女はホルモン療法だけではガンが大きくなり、思い切って

肝臓を昨年切りました。今年になって骨への転移(脊髄と鎖骨)に

転移が見つかりましたが、まだ自覚症状がなくて元気です。

 

そんな中で自分も乳がんが昨年7月に見つかりましたが、

親友と一緒に再発した気分でしたので、初発ぐらいでは

おかげさまで落ち込むこともなく、彼女に感謝です。

 

ただ彼女と同じ場所で同じような温存手術なので、何年後かに

再発もありだな・・・・と初発のわりに明るく覚悟をしています。

ロッキングチェアさんから、「初発は完治が多いので、あまり

再発のことを心配しない方が良い」とアドバイスをいただき

ましたが、親友のこともあり、明日死ぬ気で一生懸命に生きる

ことにしました。

 

ただ夫に「明日死ぬかもしれないから、好きなだけ旅行へ行かせて!」

と言ったら「金がない」と言われました。そこが問題ですが、

上手に工夫していきたい場所へガンガン行こうと思っています。

 

まこちゃんの旅行先は素敵ですね。楽しんできてください。

健康でも死んだようにつまらない人生を送っている人がたくさんいます。

ガンでも元気で楽しく人生を謳歌しましょう!