生まれてから死ぬまでの記録

人生とは、生まれてから死ぬまでの間のこと

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善き人のためのソナタ

2007-03-04 20:14:24 | 映画の記録
さんざいろんなところで、「いい」と書かれてるので、同じこと書く必要も
ないかな、と思いつつ、やっぱり書く。
いいよ、この映画
なんとも言葉に表しがたい感動がある。
あらすじに関しては、公式HPを検索して見て下さい(不親切設計)。

感想を読んでまわると、みなさんラストにえらく感動してるみたいですが、
私はラストもさりながら、ポスティングマンとなりながらも、背筋伸ばして
淡々と真面目に仕事してる大尉の姿が目に焼きついて離れない。
その姿を見たときから涙があふれてきて、たまらんかったっす

大尉という、チュートハンパな役職も、後から考えるとグッとくるわ。
年齢から考えると、エリート街道まっしぐらって訳ではない。
現場から叩き上げでここまで来た人なんだろうな。
そういう人が、自分の職分をなげうつことになるのが、なんともねぇ
でも、自分の意に沿わないことは絶対しない人なんだろうな。
だから、自分の職分をなげうって不遇に甘んじることになっても、真面目に
背筋のばして仕事してるんやろうなー、と思う。
その姿が泣ける。

ラスト、この大尉が報われることにばかり感動が集まってますが、
壁崩壊後、全く作品を書かなくなってたドライマンが脚本家として復活できた、
それは大尉ことを知ったからである、って側面もここに強調しておこう。
大尉が救われただけでなく、ドライマンもまた大尉のことを知ることによって、
脚本家として再生できた、救われてるわけですよ。
ええ話や

話がいいだけでなく、東ドイツの、人間心理を知り尽くして人間を痛めつける術の
巧みさには驚いたし、壁崩壊後、東ドイツの機密情報が一般に閲覧できるように
なってる事実に驚く。
崩壊した体制は悪として、間違ったものとして公開されてるわけで、
この映画も社会主義体制がいかに人間性を踏みにじるものだったかという面を
描いてるわけですが、資本主義も崩壊して新しい体制ができれば、同じような、
資本主義がいかに人間性を踏みにじるものだったか、ということが描かれる
ことでしょう。

あと、さんざ書かれてることやけど、主演の男優さんの演技が本当に上手い。
冷酷な顔、と書かれてるけど、私は優しい目をした人やなぁと思いながら
観てたんですが、私の見方がおかしいのか?
この男優さんが、いかにもゲルマンな冷たい顔立ちだったら、観客はあまり
感情移入できなかったのはないかと思う。

なんにせよ、いい映画。
ドカーンと感動することはないけど、静かに感動できる映画です。




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2 コメント

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ソナタ? (怠け者の一人言)
2007-03-04 23:46:03
「冬のソナタの仲間? チャングムの誓いも仕草が可愛いけど。。 馬の尻尾くくりの髪が魅力だった。。ズレたコメントです。 最近DVDで日本沈没を見て、CGが綺麗に出来が良いよ! 途中で止めてしまうけど。。 ps2が故障してしまうのです。 扱いが悪く壊した。。」 
DVDプレーヤーを購入をお勧めします (ジュンク堂-ジュンコ)
2007-03-17 18:31:46
今安いですよ。買ってみてはいかがでしょうか。

とか言ってる私もDVDプレーヤーはパソコンだけなんですけどね。
DVDあまり観ないのは、受動的にパソコンと向かい合うことができないからかもしれない。

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