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セジョリ♪映画三昧・舞台三昧・食などなど自分の好きなことを!映画はネタバレありが多いです。

止められるか、俺たちを

2019-05-15 22:01:43 | CINEMA(日本)

止められるか、俺たちを
'18:日本


◆監督:白石和彌「孤狼の血」「日本で一番悪い奴ら」
◆主演:門脇麦、井浦新、山本浩司、岡部尚、大西信満、タモト清嵐、毎熊克哉、伊島空、外山将平、藤原季節、上川周作、中澤梓佐、満島真之介、渋川清彦、音尾琢真、高岡蒼佑、高良健吾、寺島しのぶ、奥田瑛二、吉澤健 


◆STORY◆1969年春。21歳の吉積めぐみ(門脇麦)は、新宿のフーテン仲間のオバケ(タモト清嵐)に誘われ、“若松プロダクション”の扉を叩く。当時、若者たちを熱狂させるピンク映画を作り出していた若松プロダクションは、監督の若松孝二(井浦新)を中心とした新進気鋭の異才たちの巣窟であった。小難しい理屈を並べ立てる映画監督の足立正生(山本浩司)、冗談ばかり言いながらも全てをそつなくこなす助監督のガイラ(毎熊克哉)、飄々とした助監督で脚本家の沖島勲(岡部尚)、カメラマン志望の高間賢治(伊島空)、インテリ評論家気取りの助監督・荒井晴彦(藤原季節)など映画に魅せられた何者かの卵たちが次々と集まってきた。撮影がある時もない時も事務所に集い、タバコを吸い、酒を飲み、ネタを探し、レコードを万引きし、街で女優をスカウトする。そして撮影がはじまれば、助監督は現場で走り、怒鳴られ、時には役者もやる。そんななか、めぐみは若松孝二という存在、なによりも映画作りそのものに魅了されていくのだった。だがある日、めぐみに助監督の全てを教えてくれたオバケが、エネルギーの貯金を使い果たしたと若松プロを去っていく。めぐみ自身も何を表現したいのか、何者になりたいのか、何も見つけられない自分への焦りと、全てから取り残されてしまうような言いようのない不安に駆られていく。1971年5月。カンヌ国際映画祭に招待された若松と足立は、そのままレバノンへ渡ると日本赤軍の重信房子らに合流し、撮影を敢行。帰国後、映画「PFLP世界戦争宣言」の上映運動の為、若松プロには政治活動に熱心な多くの若者たちが出入りするようになる。いままでの雰囲気とは違う、入り込めない空気を感じるめぐみ。ひとり映画館で若松孝二の映画を観ていためぐみは、知らぬ間に頬を伝う涙に戸惑いを隠せないでいた……

2012年10月に急逝した映画監督・若松孝二の伝記ドラマです
1960年代末を舞台に、彼のプロダクションに飛び込んだ女性の視点から、
映画に全てをささげる若松孝二と仲間たちの青春を浮き上がらせる。
メガホンを取るのは、若松プロダクション出身で『孤狼の血』などの白石和彌です。

井浦新さん、大西信満さん、助監督の井上さんによる舞台挨拶付き先行上映会にいってきました。

フォルツァ総曲輪というすばらしい映画館が富山にあったとき、若松監督は何回か舞台挨拶というか、トークショーに来てくれて、その時に、次はあらた連れてくるから!っていって、三島由紀夫の映画の時に新さんを引き連れてきてくれたこと、そして一緒に写真とってくれたこといろんなこと思い出してました。
若松監督がなくなった後も井浦新さん、大西信満さんは舞台挨拶に来てくれました。
単館映画を大切にしてくれててうれしいですね。
なんかあまり知らない私でも、監督の映画熱がすごいこと、映画も興味があったのですが若松監督に当時はすごく興味をもちました。この人すごいなって・・・

今回は門脇麦ちゃんが演じた若松組の助監督の女性の話でした。
映画の中の若松監督は相変わらずのエネルギッシュで、クソみたいな世界も全部ぶっ壊したい!映画の中では何してもいいんだ!!!って言葉がすごく印象的でした。
周りがのめりこんでいくくらいのパワーがあったんだろうな。
で、才能もパワーもあるから、そばにいたら、この人には一生勝てないって思い知るだろうなってなんとなく思いました。
自殺?って思うような変死を遂げた、吉積めぐみさんに激しく慟哭する若松監督をみてると、監督は人情にあつい人だったんだろうなって思いました。

白石監督が今の時代の悶々としている世の中に刃を突き付けたいって映画がこれなんだろうな~って思いました。若松組は今もあつい!バスで全国まわったように今でも小さな映画館も全国回ってくれる。
今回富山での放映は映画館っというよりはシネマカフェみたく、20人もいないような映画館にも来てくれたことは本当にすごいって思いました。

公式にあがっていた写真をUP!

Nakajiの満足度 ★★★★(4.0) 1/13  劇場鑑賞 2 作

止められるか、俺たちを [Blu-ray]
門脇麦,井浦新,満島真之介,渋川清彦,音尾琢真
Happinet

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