ラッピング用の、包装紙の展示会をやっていました。
いまどきは、包装紙といっても、目をみはるようなうつくしい紙で包んでくれこともあります。
でも、こんなシンプルなデザインの包装紙も、渋くていいです。
ラッピング用の、包装紙の展示会をやっていました。
いまどきは、包装紙といっても、目をみはるようなうつくしい紙で包んでくれこともあります。
でも、こんなシンプルなデザインの包装紙も、渋くていいです。
秋の空は、高く澄んでいます。
ふと、見上げるとうっすらとオレンジに染まった空に、小さな三日月が・・・。
三日月の下は、東京湾あたり。
羽田へ向かう、飛行機のあかりが、ときどきチカチカ光ります。
間もなく、あたりは漆黒の闇につつまれていきます。
秋の夜長は、静かで、つい時間を忘れてしまいます。
今日は夕方から、日本児童文学者協会の10月の定例理事会です。
萩の花と言ったら、万葉集でいちばん詠まれている花です。
まさに秋の叙情の代名詞と言っていい、お花かも知れません。
写真は、お買い物で歩く公園の萩の花です。
昨日は、アオサギもいました。
眼光鋭く、警戒することもなく、人間たちを見つめています。
この細長い公園には、四季折り折り、いろいろな鳥がいて、いろいろな花が咲いています。
歩くたびに、季節の移ろいを実感させてくれます。
ついこの間まで、7時頃までは夕日が差し込んでいたのに、近頃は釣瓶落としのように日が暮れていきます。
秋の夕暮れのお買い物は、気持ちばかり急かされます。
「おいしくて安い野菜をお届けします」
これをキャッチフレーズに、昨日はマンションの集会ホールで、お野菜や果物の直売会が行われました。
はじめての体験です。
管理組合の理事会の、理事の女性の皆さんを中心に作っている「コミュニティ活動委員会」は、実に創造的でアクティヴです。
夏には大規模な、夏祭りもやってくださったようです。
金魚釣りや、ヨーヨー釣り。仕上げは、大パーティだったそうです。
あいにく予定が入っていて、参加できませんでしたが。
クリスマスには、この集会ホールでプロの方たちをお招きし、クリスマスコンサートが開かれます。
これも、まだ一度も参加したことがありませんが・・・。
そして今回は、こうした直売会。
午後1時の開始と同時に、お部屋にアナウンスが流れました。
「ただいまより、開始いたします」
袋をふたつも持って、エレベーターで下へおりていきます。
集会ホールへの廊下は、住人の皆さんでいっぱいです。
私は、柿、みかん、キャベツ、小松菜、人参、茄子、ピーマンを買いました。
存じ上げるお顔の方もたくさんいらして、「あら、お久しぶり!」と声をかけあい、その場を去ります。
なんと、20分で完売だったそうです。
20階には、子どもたちの遊び場ルーム」があるのですが、そこでは本の貸し出してもいます。
私も頼まれて、ダンボール2箱の児童書を寄贈しました。
でもいつも、借りられています。
都会の大きなマンションでは、こうした住民同士のコミュニティを考え、活動して下さっている委員の方々がいらっしゃることが、ほんとうに大きな潤滑油になっています。
小さなお花のオブジェです。
ふいに、リビングを模様替えしたくなりました。
いつも直感的なひらめきからの、行動です。
ベランダにそった、窓側の一角をすべて模様替えしたいと思ったのです。
エレクトーンとピアノを、そろそろ処分したいと思ったのがきっかけです。
楽器の処分は、いちばんたいへんらしいと聞いたからです。
粗大ゴミでは出せませんので。
エレクトーンは、私が使っていたもので、それを使って娘が習い始め、ステップアップしたので彼女用に買い換えたものです。
ゴミにはだせないので、区役所で紹介していただき、専門の業者の方に有料で運んでいただきました。
「これ、いいエレクトーンですよね」
運び出しにきてくださった方が、しみじみおっしゃっていました。
まだまだ充分使えるエレクトーンで、チビちゃんたちが遊びにくると弾いていました。
運び出す瞬間、ちょっとだけ喪失感に襲われました。
ピアノは昔、私が使っていた、古い古いものです。でも業者さんは、「ピアノなら無料で引き取りますよ」と。
今回はエレクトーンだけでしたが、そのうち決心を固め、ピアノも処分しようと思っています。
業者さんは、さすがに目が早く「ウッドベースもありますね。チェロも。このあたりの楽器でしたら、ピアノといっしょに無料でひきとりますよ」と。
コントラバスは息子が、大学・院生時代に入っていたジャズ研で、サックスと一緒に弾いていたものです。
チェロは娘が、中・高時代、学校のオーケストラで弾いていたものです。
コントラバスはインテリアにしているので、いまのところ、捨てる気持ちはありませんが・・・。
それぞれ、どれも、思い出がつまっているものばかりです。
老前整理という名の断舎離は、それをいさぎよくやると、胸がひきさかれそうになります。
けれど前を向いて、より暮らしやすい空間を作るためには、仕方ありません。
エレクトーンのいなくなった、リビングのコーナーはがらんとして、足もとから町が見えます。
さてここを、どう模様替えしましょうか。
今日のデザインコレクションは、フレグランスです。
写真からは、香りを感じられないのが残念です。
私がいま、愛用しているフレグランスは、3種類。
その日の気分で、またカジュアルかフォーマルかによって、香りがかわります。
カジュアルのときは、オーソドックスな香りの「Cabotine」GRES
かすかに香らせるには、とてもいい香りです。それにお安いです。
中間くらいのときは、「PRADA」INFUSION。男性用と言われれば男性用でも充分にいける香りです。
でも、この軽い、さっぱりとした石鹸のような香りは、女性がつけても違和感がありません。
フォーマルのときは、「Chloe」
甘い、華やかな香りには、いつも背中を押されます。
香りを纏う、その雰囲気がとても好きです。
仲よしの作家の、石井睦美さんが『わたしちゃん』(石井睦美作・平澤朋子イラスト・小峰書店)で、「ひろすけ童話賞」を受賞されました。
睦美さん、ご受賞おめでとうございます。
『飛ぶ教室』(光村図書)の、担当している「児童書」の書評に、私が書いた『わたしちゃん』のご紹介を↓に貼り付けておきます。
「小さな子どものかなしみやよろこびなど、深層心理をみごとにすくい上げた作品だ。
引っ越したばかりの街で出会った「わたしちゃん」と「わたし」の喪失と再生の物語である。」
近刊『はひふへほんやさん、ほんじつかいてん』(いしいむつみさく・ひらおかひとみえ・BL出版)も、色鉛筆の温かな絵で、森の本屋さんと動物たちのかかわりが、言葉遊び的に楽しく描かれています。
皆さま、どうぞお読みになってください。
和紙の灯りにとても惹かれます。
灯りの、やわやかさが好きなのかも知れません。
我が家も和室とベッドルームは、フロアアスタンドを和紙のものにしています。(写真下の真ん中のと同じ)
今日は午後から子ども創作コンクールの選考会です。
今年も子どもらしいユニークな発想の、おもしろい作品が集まりました。
日本児童文芸家協会、日本児童文学者協会、日本公文教育研究会の主催で行っている、今年で16年目になるコンクールです。
この賞がはじまった最初から、事務的なことなどすべてを、くもん出版の編集者の皆さまにご苦労いただいているからこそ、成立している賞です。
のちほど、お目にかかる皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。
期待の新鋭である、絵本作家の石川えりこさんが、個展をおやりになります。
石川さんといえば『ボタ山であそんだころ』(福音館書店)で、2015講談社文化絵本賞を受賞された方です。
近著は『あひる」(くもん出版)です。
いずれも力強い鉛筆画です。
エンピツで細密に描かれた風景の中にいる、子どもたちの意志的なまなざしがとても魅力的です。
10月19日~24日まで。
北青山(銀座線「外苑前駅」下車)
ギャラリー「マヤ」
ギャラリー「マヤ2」で行われます。
03-3402-9849
ぜひご覧になってください。
水辺の止まり木に横一列に並び、カラスたちが思索しています。
空が、青いな。
空気が、澄んでいるな。
今日は、なにを食べようか。
これから、どこへ旅に出ようか。
別れた彼女は、どうしているだろう。
ほら、みてごらん。
葉裏が日に照らされて、ビー玉みたいにひかってるよ。
あの繁みには、なにかいいことがありそうだ。
「あんたたち~」
そんな静けさを破ったのは、水辺のむこうの、知らないおばさんの声。
「ねぇ、なんで、わざわざ一列になんかに並んでるの? なにか相談? のってあげようか?」
なんだよ、秋の感傷に浸っていたのにさ。
「それにさ、あんたたちは、思いっきり自由なのよ。なのにそんな軍隊みたいに、なんで並んでるの!
はいはい。
せっかく、俺たち哲学者になっていたのにな。
それに、適当に相づちを打つのって、メンドー。
あのぉ、そんなの、俺たちの勝手なんですけどぉ。
水辺の哲学者たちは、たちまち荒くれ者になると、
「アホー」と、おばさんにひと鳴きしました。
おしっこをひっかけようとしたヤツもいました。
まてまてと、だれかにとめられましたが。
「さてと・・・、餌でも探しに行くか」
そして、それぞれの方向に飛び立っていきました。
「また、集まろうぜ、ここに」
「うん、いつかな」
そう言い合いながら。
(ちなみに、ここに登場するおばさんは、私ではありません。ここにお引っ越ししてきて、そういうちょっとお節介で心優しいおばさんに、おりおりに出会います。お買い物をしていたら、見知らぬ人に声をかけられたり、「選挙にいかなきゃだめよ」と、お母さんみたいな目でいわれたり・・・。きっと、あのおばさんたちは、カラスにもお節介をやいているような気がします。台風のあとは鳥たちの様子を見に、まっさきに自宅から走るらしいですから。そういうつぶやきを、公園を歩いていると耳にします。そのつど、なんだかすごく温かな気持ちになります。下町という風土が、他者に対して無関心ではない、おばさんたちを生み出しているのでしょうか?)