かねてから招かれていた「手打ちそば道場」へ、やっと今日は友だち4人で
出かけました。道場と言っても個人が道楽で開いているのです。3代にわたり
建設業を営んでいましたが、自身も3年前に食道がんの手術を受け、息子は後を継がないため、80歳を限に止め今は自分の好きな事として、ハンターや魚釣り、そしてそば打ちとなりました。
わたしにとっては現在82歳の主も親戚ならば、奥方の実家もわたしの祖母
の実家です。昨年から顔を合わせるたびに「来るように。」と声を掛けてくれて
いました。同級生の友達も声を掛けられたけれど、同行する相手がいないと
言うことでした。
11時半に二人で待ってくれていて、すでにお出来上がったそばめんを
切るところを見せてくれました。カッターも自分で作ったそうです。
場所は広い建築小屋ですから、建築資材がしっかりと整理され、長い机を
たくさん並んでいました。明日の夜は20名あまりの客が寄っての会だそうです。
9年間も商工会議所の会頭職にあったので、未だによく集るそうです。
そばつゆも昆布とかつおで作り、山芋とろろも用意してくれ、また今年は
すでに猪を5頭射止めたと猪肉(ぼたん)と牛蒡を軟らかく煮たものまで、
しっかり食べさせてくれました。すべて主が調理して奥方は一切関わらないと
笑って言っていました。
主、奥方との6人でそれぞれが昔の親のことや子供のことなど話が尽きず、
とうとう3時までおじゃましました。お土産にそばまで頂きました。
同行の友だちの3人お孫さんは、この家の娘さん(伊勢市居住)にピアノを
習っているとのことでした。
ちなみに私の実家は2代目が棟梁で建った家です。棟上の餅まきなど
覚えていました。
年末のひととき、よい一日を過ごさせてもらいました。