早稲田建築AO入試 空間造形力エキスパートコーチ 高橋順一の日記:合格最短の秘密


国内外美大デザイン受験指導32年約1000名累計合格率89.9%
/早稲田建築AO他10年指導コーチング

”等角投影図法と斜投影図法”

2019-02-01 10:56:32 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密
”等角投影図法と斜投影図法”を用いての

空間構成などの入試出題問題では、
今まで建築科の実際の過去問題では、自分が考える別荘や、学校、あるいは
架空の都市、舞台美術、舞踏、詩における想定空間、日本文学の伝統的建築など
における小説における陰影描写室内や、港町の描写、自分の部屋や老人ホーム、
都市における大規模な自然災害と建築などの設問に対して、受験生が考える
解決提案や空間把握における、造形表現能力が問われて来ました。

この建築科における、空間表現の造形表現能力は”外部空間か内部空間か?”
また、その廻りにおける点景表現における主題に対しての、空間意識を受験生の
若い年代特有の柔軟な感性を、”想像的創造性”で捉えて独自な空間を描くことが
求められて来ました。このデッサンあるいはドローイングは、簡単に言うと
大きな外部空間か?室内風景かにどちらかに分かれるもと言えます。

そこにどういうストーリーを描くか?点景というある状況を”イメージという
右脳で図像という絵という詩的な美であるアート”と”左脳である言葉、つまり論理構造的な美”で
表現することが求められていると思います。この右脳と左脳の両方を持つ人間、つまり総合的脳力
を求めて来た歴史があると感じます。

そこで今回は、そういう外部空間や建物を描くために必要な図法の、”等角投影図法と斜投影図法”
を再度紹介しますので、いろいろと練習してください。問題文は言葉のみで書かれています。



”等角投影図法と斜投影図法”

➡水平線と垂直線を書く。水平線に対して、30度の線を書き、幅・奥行き・高さの寸法を実物と同じ割合に取る。それぞれの点から各辺に、平行な線を書き、立体の外形を下書きする。不要な線を消し太い線で仕上げる

アクソメはアイソメの一種です。
アクソメは平面図を直角のままつかいます。
平面図を傾けて、高さを立ち上げて、、、、という感じ。

アイソメは、平面の構成する角度を、90度のものを120度で描いたりします。

アイソメのほうが透視図のようになりますので自然に近い感じになります。遠近感の無い一点透視図のような感じです。
アクソメは平面図をそのまま使えますから、描くのが楽ですし、寸法も当たれます。立体的に立ち上げた図面という感じです。










「建築科鉛筆デッサン/ドローイングの技法の注意点」

1. 早稲田の入試の鉛筆ドローイングは以前にも何度も伝えていますが、
美大入試と異なり小さい画面で、”用紙サイズはA3で画用紙ではなくケント紙”です。
普段からケント紙で練習しておくこと。

2. 鉛筆の調子の幅は硬い鉛筆である、薄い調子のH(Hard)から濃い鉛筆で柔らかいBまでを、3H程度から6Bぐらい最低そろえましょう。

➡時々、”シャープペンシルを使う人がいますが、入試要項注意事項では持参用具では禁止”ですので必ず確認してください。

筆圧との加減がデッサンなどの場合はうまく調整できません。シャープペンは勉強用具です。美術の専門領域では使わない用具です。鉛筆デッサン用具ではありません。本体と鉛筆の芯との間の空胴があるのが原因です。1本の鉛筆でも強い調子から弱いデリケートな調子が必要なデッサンでは筆圧を自由に調整できる鉛筆がベストです。最低3Hから5B位は用意してください。

メーカーは三菱のUni、トンボのMono,ステッドラー(ドイツ)キャッスルなどがあるので
自分の好みの色味のメーカーを選ぶと良いでしょう。

美大入試だと9Hから9Bをそろえて、もっと濃いEE,EBや油絵とか絵画系だとチャコールペンシルなど使用することもあります。

3. 鉛筆削りは試験時間が短いので、鉛筆削り使用もやむを得ませんができれば自分でカッターで削り、削りカスを入れる小さな箱や紙やすり(細目、中目)もあると真の先端を針のようにする時に便利です。直定規は持参できないと思いますので、要項を必ず確認してしてください。消しゴムもプラスチック消しゴムの他に、練り消しゴムを持参しましょう。

4. 鉛筆で影や材質感の濃淡を描くときには、鉛筆の線を重ねて暗い調子をつくる「ハッチング」と鉛筆をねかせ腹をつかい塗るような塗り調子の場合は、全く異なる画面になるので普段から何度も練習してどちらが画面のメリハリや、汚れないかを必ず試してください。特に”早稲田建築入試で配布される解答用紙のケント紙”は紙の表面がなめらかなので、熱中して描いていると、必ず手の甲が画面に触れてこするようになり手の甲が鉛筆で真っ黒になり、画面がこすれて汚い画面になるので、➡注意して1枚問題用紙等を挟んで描くか画面から離して描く練習をしておくと良いでしょう。


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