”早稲田建築AO入試で求められる技量のレベルがわからない”
これはドローイングと自己PR資料ともに言えることですが、AO入試は個人別の答えを見ているので、通常行われる大学一般入試などの学科試験のように、一律の基準での採点ではないのでとても幅があるのが実情です。なぜならば合格者の自己PR資料を比較してもページ数や表現方法など多岐にわたる事から、
1. 早稲田大学建築学科の入試採点はそれぞれ個性においてドローイングと自己PR資料の内容、そして集団および個人面談における自己アッピールでの内容などと、リーダーシップ能力を総合的に見て建築という専門領域にふさわしい空間感覚を学ぶ基礎的能力と大学と建築への情熱などを勘案し総合的に精査して採点に至る形を取っている印象があるからです。
それでも建築学科は理系である工学部の分類ですので、昔は数学や物理等の学力がやはり高い方がいいと思いますが、最近では文系でも受験できるように変化してきています。これは見方を変えると美術などの才能を持つ人材も排除せず、見ていこうという新しい時代の建築芸術を切り開く逸材を発見していこうという、より幅広い視点でのAOという個性に即した入学試験が可能とする、美術やデザインなどの才能に特化した美術大学など総合大学ではない単科の、今までは文系という分類などに少し近づいているという見方もあるかもしれません。
2. 結論から言うと高校までの自分の歩みや若い人生の中で、どういう価値観をどこでどのように形成してきたかという、ある意味では哲学的でもあり精神的な視点でもあるのですが、自分という人間の内面的な価値観や意識面を徹底的に内省して、自己分析して自分の強みやリーダーシップという人間関係論的に自分情報を、意識構造化し図像や言葉で編集して他人にわかりやすく伝える枠組みであり個人のストーリーのフレームワークデザインといえます。
自分という人間カタログを2次元グラフィックで編集デザイン化して、それを実際の建築分野の一流のエキスパートである普段はとても会えない、専門家の先生方にプレゼンテーションして簡潔にわかりやすく身振りや声、そして”自分自身を建築という空間で立体造形で表現する芸術的才能や情熱や将来への、人生設計・志といったリーダーシップ能力を伝えるオーデイション”機会のようなことと捉えても良いのではないでしょうか。
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