早稲田建築AO入試の自己PR資料内での、自分が求める建築などのテーマや
その建築外観や意匠における、施設や用途は自分で設計したいテーマを選ぶわけだが
立体である建築で、しかも芸術的な外観、意匠を供えるかたちを決めるには、
その建築イメージの独自コンセプトを創らなければならない。アイデアをまず
言語化すると言うマーケテイング業界でいうところの”USP=ユニークセールス・
プロポジション”を作成することから全ては始まる。
建築の目的は何か?個人か不特定多数の公共建築か?、特定の目的を主眼とする
施設か?世界に発信するための数多くの歴史や文化、あるいは背景があるか?
素の建築が完成することで、どのようにその場が世界に認知されるか?
公共的な建築であれば、文化的で経済的な波及効果を満たす数値目標が
システム化されているか?などがあるが、今回は建築科の受験生が作り手
なので、まずは自分の内面的な価値観や、社会で自分がなおしたいあるいは
提言し改良できる環境や建築はどういうことが可能か?
そういう、新しい若い人から観た現在の矛盾点に対しての、改良提案や
未来への提言などを価値基準に出来る前提の、空間造形立体構成や建築模型
制作へとつなげてみたい。
入学前なので、自分が作りたいものを選びましょう。
➡1.どういう目的の建築を作りたいか?
公共建築: 学校./図書館./音楽堂/美術館/飛行場/駅/老人ホーム/病院/幼稚園/保育施設
商業施設: 各種店舗/会社/テーマパーク/プレジャーランド/マンション/アパート
個人: 住宅/別荘
意匠図:外観/内観/什器/照明/家具
2. 企画意図:
ユニークなアイデアや意図をあらわす言葉を、20文字前後の言葉で(日本語や英語ほか)
表現することで、デザインの方向性が決まる。最大の特徴を表す。日本の伝統的な美学や建築
などにも秘められたアイデアが沢山あると言えるので、そういう視点からでも一考できる。
たとえば、「空中建築」「海底都市」「浮かぶ別荘」など実現が難しいものも可だが、模型制作が
難しい。だからどこにでもあるような建築ではなく、世界で一つの自分だけのアイデアをまずは
二つか三つの、自分の求めるイマージにふさわしい単語をいくつか書いて、それを組合わせてみて
一番直感でぴんとくるUSP(ユニークセールスプロポジション)を創造して選んでみよう。
3. 完成イメージ(マスタ-ドローイングを描く)
4. その中からやはり一番かたちにしたい者を選び’、出来るだけ詳細なイメージで
鉛筆ドローイングから水彩で着彩したり、あるいは色鉛筆や白色のコンテ等でガラスなどの材料を
表現する(レンダリング)、植栽や人間のイメージも配置してデザインをより実際のスケールを感じる
ような完成予想図を描いてみよう。
しかし、できるだけいままで見た事のない建築、たとえばザハやフランクゲイリーなどの
世界的な建築家の仕事を参考にして、挑戦してほしい。
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