Teddy Bear’s Diary

自作のテディベアの写真で、絵本を読んでいくようなページをつくりたい

ドイツの木のおもちゃ(5-5続)

2013-07-25 | テディベア

主にクリスマス飾りとして使われている天使と鉱夫、シュヴィップボーゲン 、ピラミッドです。

 

 

 

ろうそくを手にした天使と鉱夫のキャンドルスタンドはエルツゲビルゲ地方を代表するモチーフの一つで、ザイフェンがかつて鉱山で栄えていた頃、天使が石炭や鉱石の採れる場所を教えてくれたと言われています。
エルツゲビルゲ地方では、子どもの出産祝いとして、女の子なら天使を男の子なら鉱夫の人形を贈る習慣があるそうです。

 

 

 

 

シュヴィップボーゲンとろうそくに火を灯すと上昇気流で上部のプロペラが回りはじめるピラミッドです。
かつて鉱山ではクリスマスイヴの習慣として、鉱山内で祈りをささげた後、それぞれ自分たちのランプを坑道の入口に掛けて家路についていました。
このランプの灯りが、入口のアーチを縁どって明るく輝く様子が、シュヴィップボーゲンのイメージとなりました。
ザイフェンではクリスマスシーズンを迎えると、家々の窓辺に様々なキャンドルスタンドが並びます。
ザイフェンはアルプス山系につながる山岳地帯にあるため、冬はとても厳しく日照時間も短い土地、鉱山で働く人々は仕事が休みの日にしか太陽を見る事ができませんでした。
ザイフェンのおもちゃにろうそくを使ったものが多いのは、光にあこがれる鉱夫達をなぐさめたいという家族の気持ちのあらわれであるとも言われています。

 

 
 

だいすきな本「ドイツ おもちゃの国の物語」が置いてあるこのコーナーの椅子に座って、「おもちゃガイド」を聞くようになっています。
1日目は時間の都合で聞けませんでしたが、2日目はレショーさんといっしょに、各階のガイドを興味深く聞くことができました。