Festina Lente.

日々の雑感と勉強の進捗状況の記録

価値観

2005-02-02 | 雑感
『「新成人の早婚願望高まる 「負け犬」が反面教師?」
 「負け犬」にはなりたくない? 若いうちに結婚して出産を望む女性の増えていることが、結婚情報会社「オーエムエムジー」(大阪市)が新成人に対して実施した恋愛・結婚の意識調査で分かった。
 30代で独身、子どものいない女性を指す「負け犬」という言葉の良くないイメージが独り歩きし、子どもの数が少なくなる理由に女性の非婚・晩婚化がやり玉に挙げられがち。オーエムエムジーは「自分たちの上の世代を反面教師にして、早婚と出産願望が強まったのでは」と話している。
 「早く結婚したい」と答えた女性の割合は、比較できる調査結果がある2003年の新成人で11・0%だった。それが今回では23・9%に増えた。一方、早く結婚したい男性は13・0%から15・5%と微増だった。(共同通信) - 1月7日17時50分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050107-00000145-kyodo-soci』


という記事と

『「30歳境に結婚より仕事=余暇も「恋人と」から「1人」に-独身OL生活意識調査」
 三十路(みそじ)を境に結婚への意欲が冷め、仕事が生きがいに-。大手飲料メーカー「ヤクルト」(東京都)が実施した「1人暮らし独身OLの健康と生活意識に関する調査」で29日、こんな都会の女性会社員像が明らかになった。
 調査は昨年10月から11月までの間、25~34歳の女性を無作為抽出し、自宅を訪問して実施。東京都内の企業に勤める一人暮らしの独身女性会社員200人から有効回答を得た。
 仕事への意欲を尋ねたところ、「ぜひ続けたい」人は、20代後半が34%にとどまったが、30代前半になると61%に急増。生きがいを「仕事」と答えた人も、20代後半は28%だったが、30代前半は37%に増えた。
 余暇の過ごし方をみると、20代後半は「恋人と」が37%で最も多かったが、30代前半は「恋人と」が18%にとどまり、「1人で」が34%に。「絶対結婚をした方がいい」と考えている人は、20代後半の16%に対し、30代前半は3%に急落するなど、結婚観の変化が浮き彫りになった。 (時事通信) - 1月29日7時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050129-00000781-jij-soci』


という記事があります。

 20代は「30代・独身・子供なし」を「負け犬」といい、30代になるとその「負け犬」となり下がって仕事に生きるといいたいのでしょうか。それとも、両者は矛盾するのでしょうか。
 様様な解釈をし得ますが、私は、仕事に生きる女性が「負け犬」だと思わないし、家庭のある女性が「勝ち犬」(?)だとも思わないです。どちらであろうと、要は毎日を充実できたほうが「勝ち犬」だと思います。何をもって人生が「勝ち犬」か「負け犬」かというのは人の内面の価値観であり、それを他がレッテルを貼るのはいかがかと思います。かかるレッテルにより自己の価値観を揺らがされ、思い悩む人もいるというのも事実です(そのようなレッテルで揺らぐ価値観というというのはその程度のものだとの指摘があるかもしれないが…)。
 確かに、様様な価値観があるのだから様様な意見があるのは当然です。
 しかし、そもそも価値観というのは、人それぞれで自分の右の人左の人みんなまったく同じということは考えられないもの(もちろん、人を殺めてはいけないとか、他人の物を盗ってはいけないとか、そのような道徳として画一した価値観というものは存在するだろうが…)ですから、他人が価値観をおしつけるのはおかしいと思います。レッテルを貼る人は、きっと自らが自己の好ましくないレッテルを貼られたら、思い悩みもしくは怒ることでしょう。自己にされて嫌であるのならば他人にすべきない。というか、他人を傷つける権利は他人にはないです。
 まぁ、そうはといっても、社会はレッテルを貼ることをやめるとは考えられないから、自身がレッテルを貼られても動じないような価値観・信念をもっていかなければならないでしょう。
 私はそのような信念の強さをはやく身につけたいと思います。