太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

国会中継を視て

2018-03-20 08:17:19 | 日記

森友問題の集中審議が参院予算委員会で行われTV中継された。面白かったのだが何故か虚しさが残る。文書の書き変えで2種類の決裁文書があり、1年間も改竄した文書を元に国会審議を行ったという突っ込みどころ満載であったにも関わらずだ。それは質問者側の落差があまりに大きく、何故今頃それを訊く?さっき別の人が訊いたではないかとか新聞報道への質問に終始したり、事前通告をする時に凡そ答えは素人でも想定出来そうなものを次のパンチが繰り出せない。ボクシングでもワンツーが当たってもタフな奴は倒れない。すかさずスリーを繰り出してこそプロである。この意味で全体的に消化不良感が残った。

首相について言えば私と妻は取引に関係していないと何度も同じ答えを繰り出していたが、やはり「関係」と言うところに野党と理解の齟齬がある。首相は指示・命令といった直接的な関与は無いと言っているが、野党は忖度された(誘発した)ことも関与の一部という前提に見える。ホームズやコナンのように資料を分析し鋭い質問をする議員も居たが稀である。

何が面白かったかと言うと財務省がこの期に及んでも白旗を挙げるどころか何とか理屈付けをしようと必死でもがいていること、関係官僚も財務省を傷つけることなく自らにもパンチが飛んで来ないようにガードを固める姿である。完全無欠の財務省がダウンして倒れてもなお参ったと言わないところがこの問題を長引かせている。行き過ぎた忖度をしてしまいましたと何故言えぬのか。政治家側も忖度を誘発した言動や忖度を生み出す制度的問題もあろうかと思う、これを機に徹底的に改善を図りたいと言えば良いのに。

隠したり庇いだてすることが問題を大きくし、長引かせる。佐川さんが証人喚問されて何を言おうがこの問題は絶対に終わらない。野党はますます疑惑は深まったと言う。長い拘留が終わって籠池さんが出てきたら第3ラウンドが始まるかも知れない。この問題は政府と財務省しか終わらせられない。長引いては総裁選や地方選に影響は必至。



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