知的財産研究室

弁護士高橋淳のブロクです。最高裁HPに掲載される最新判例等の知財に関する話題を取り上げます。

クランプ装置審決

2011-01-28 21:44:48 | 最新知財裁判例

平成22(行ケ)10131:2部

請求認容

本件は、無効審判請求不成立の審決を本件発明の進歩性を否定して取り消したものです。

争点は、甲34発明に甲32発明を適用して、本件発明に想到することが容易であるか否かです。本件発明と甲34発明との相違点の一つつが一定の構成の流量調整弁であり、それが甲32に記載されている(甲32発明)ことには争いがなかったようです。しかし、審決は、甲32発明の流量調整弁を特別なものと捉えたようです。これに対して、本判決は、甲32記載のユニット6は周知の流量調整弁の一形態であり、これを甲34発明に適用することは容易であると判断しました。

本判決と審決の分かれ目は、甲32発明の内容の認定であり、進歩性の判断における法的評価ではなく事実認定が問題となった事案といえます。

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