ゆっくりかえろう

散歩と料理

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ちょぼやき

2011-11-27 | ランチ

 阪神百貨店地下スナックパークにある粉ものフード
 ちょぼ焼きとは たこ焼きやお好み焼きのルーツともいえるもの 
 全盛期は戦前だそうです

 古くからある下町には 昭和くらいまで残っていました
 私も一度だけ見たことがあるし 古都の友人も食べたことがあるといってました

 ただ それぞれモノが違っていて 焼き方や下地 器具や中身も
 少しずつ違うようです
 
 
 ちょぼやきの器具は 銅板の型でたこ焼きの焼き具より
 うんと浅いものにメリケン粉(だしいり)を張って焼きます

 上側はディンプルのない平らな鉄板で押さえ ディンプル面を焼いたら
  ひっくり返して反対面を焼いて 両面焼きするいわばたい焼き式

 本来は上面を焼かないか(固まるまでひたすら待つ) 上下2段重ねにした
 炭火床の真ん中に挟んで両面焼く器具を使います
 いわば和製オーブン

 ここのはオリジナルかもしれないです(よく出来ていますね)  

 具は刻んで味付けしたコンニャクや てんかす すじ肉 紅しょうがなどです
 私の知っているものは 沢庵の刻んだものと紅しょうがだけ
 いずれにしてもタコは使いません

 ここのちょぼ焼きはふわふわでしっとりしていました
 私が昔見たものは ぺらぺらでしっとりと柔らかく
 ディンプル模様のシート状のもの 繋がったもんじゃ焼きに似ています

 阪神スナックパークには一番人気のあのイカ焼き
 (イカ入りというか切りイカしか入らない粉モノ)がありますが
 どちらもいにしえの洋食やきの親戚で
 お好み焼きやたこ焼きの原型になったものと思われます

 味付けはソース系と醤油系を選べるようです

 ちょぼの語源は 小さな(鍋など)のつまみとかぼっち の意味らしいです

 
 追加
 骨董市でちょぼ焼きの焼き具を見つけました
 
 胴版にディンプルが押してあります
 持ち手は太い針金で簡単なものですが 使い込まれて
 黒光りしていて迫力があります
 実際に使われていたものでしょう

 ただ年配者に見てもらうと この人が昔見たものは
 もっと大きく この小さなものだと 子供のおやつか
 ちょっとした酒の肴に使うものだっただろうという返事
 これでは腹の足しにもならないですね

 やはり阪神デパートのスナックパークのもの(イカ焼きくらいある)
 のほうが昔のサイズに近いようです
 
 
 



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