「石川や浜の真砂はつきぬとも世にぬすびとの種は尽きまじ」 釜茹でからの連想でここのお店の名前をつけたのでしょうが センスは良いけど 肝心のパスタ好き女子には 理解不能でしょうから 残念ながら創業者の洒落っ気は伝わらないでしょう。
十代二十代 三十代どころか 四十の人も解らないと思います。
一時のパスタブームは落ち着き 今は安定期に入っているようですが どこもそこそこ美味しくて そこそこの値段は面白いとは言えませんね。
そろそろ生パスタで勝負してくれるお店が出て来そうなものですが まだまだ少数派なようです。
もどした麩を卵液につけて フライパンで焼き 取り出してから きゅうり ベーコン ゴーヤの種と白い部分を一緒に炒めトマトを足して出来上がり 塩コショウだけの味ですが 粉鰹をたくさんいれたおかげでおいしいです。
トマトはもっと固いものにすればよかったです。
ゴーヤの種と白い部分は敢えて実験のつもりで調理してみました。
というのも どの料理本にも お料理サイトにもこの部分が苦いから しっかりとってくださいと書いてありますが この情報は自分で実験した結果嘘だと分かりました。
どちらも味がなく しかし全然苦くありません。誰も確かめずに人の書いたものをコピーしているのです。
種は生が一番柔らかく サクサクしています。炒めると香ばしくやや硬くなり 覚めると固くなります。味はほぼ無味です。
白いところも無味で炒めると溶けてなくなってしまいました。
ゴーヤの一番苦いところは 白いワタと緑のゴジラの背中のごつごつした部分の間の 白くて固い部分でした。
ゴーヤの緑の部分はややほろ苦く青臭いです。
緑の部分をこそげとって レモンと鰹節をかけてたべれば 美味しいです。炒めても生でも食べやすいちょうどきゅうりぐら
いの苦みで 食べにくいものではなくむしろ美味しいです。 卵でとじた麩は麩チャンプルの応用です。
