ゆっくりかえろう

散歩と料理

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妖怪ストリート

2012-12-29 | さんぽ
 受験シーズンです
 北野天満宮は沢山のお願いをする人で あふれかえっています
 天神様の大きな通りを挟んで向こう側には 西陣の警察署があり
 そこから先に5分ほど南に歩いたところに 一条通りが東西にはしっています


 ここは平安京が出来た頃は 条理(まち割り)の外にあり 人の住む世界と
 人外の世界を分ける境界と考えられていました。

 出来立ての都といっても その前からすでに一条通りより北にも人は住んでいました。
 賀茂族の賀茂神社や 太秦もすでにあって 広隆寺という 聖徳太子様肝いりのお寺もありました。

 随分ざっくりした考えですが こういう話は「箱根の山より西には鬼が住んでいる」式
 的表現でとらえるべきで 中国人の中華思想に似た考えかもしれません



 平安の昔 この通りで 百鬼夜行(ひゃっきやぎょう、ひゃきやこう)
 をみたという逸話がいくつか残っていています

 百鬼夜行というのは 平たく言えば妖怪パレードのようなもの
 沢山の妖怪が夜中 人が寝静まった頃に 行進するというもので
 それを見た人は熱を出して死ぬとか 食われるとか言う類のものです


 これをテーマにして ここにある商店街が町おこしにしているのが
 京都大将軍商店街 一条通り妖怪ストリートなる 通年イベント(のようなもの)
 なのです
 

 大将軍という名のいわれは 通りの真ん中辺りに 大将軍神社というお社があり
 ここの名前をいただいているようです。(方位方角 吉報 凶方の神様です)

 話が長くなりました
 

 話が長くなりました
 薬屋さんには竜とひとつ目の大男
 龍は 龍角散からと思われますが 一つ目鬼は何かなー?

 お茶屋さんはぬらりひょんと頭に土瓶を使った妖怪と 特段いわれは無い様です
 (あれば困る?)

 各お店に妖怪はいるようですが 以前来たときより 妖怪の数が減っているようで
 すこし寂しかったです

 通りの途中に 妖怪資料館もあり ちょっと寄るのもいいかも知れません
 
 
 通りを抜ければ 北野白梅町なので 嵐電にのって 嵯峨野散策 嵐山へのアクセスにも使えます