ゆっくりかえろう

散歩と料理

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田作り

2012-12-13 | ランチ

 お正月前ですが だしのいりこを使って 田作りを作ってみましょう

 いりこ食べる分だけ(あまり多くても食べ切れませんので)
を電子レンジで温め からからにします (1~2分くらい)

 胡麻小さじ半分くらいもレンジで温めます
 これもからからにしてください こげる前に止めるように 湿り具合で
 時間が変わってきますから何分とは言えませんが 短い時間です

 砂糖を大匙いっぱいぶんくらいを 同量の水で溶かし フライパンで温めます
 最初は中火でもいいですが すぐ焦げてしまうので 泡が大きくなってきたら
 とろ火にしてください
 
 フライパンは小さい方がやりやすいですし 手鍋でもできます
 またフライパンも鍋も 傾けてかどのところに 砂糖水を集めるように
 加熱してください
 味が単調になるので 醤油とか酢とか(いずれも一滴だけ)をたすと
 ぐんと美味しくなります

 今日はスイートチリソースを足しました
 泡が大きくなってきて とろみが出てきたら 火からはずし様子を見ながら
 作業します
 固まるのはあっという間です

 硬くなる前のゆるい間に 火からはずしてすこし温度を下げてみると
 固まりかける瞬間がわかります お好みの硬さのときに火からはずし
 イリコの上からかけて 胡麻を振りかけて出来上がりです
 飴状にするか ゲル状で止めるかは このみです。

 作るときのスリルが楽しいです

 今日はだしをとったいりこでつくりました
 いわゆるリサイクル料理ですが だしをとる前のものより 
 だしをとったものの方があっさりしていました
 


幻色江戸ごよみ

2012-12-13 | 読書
宮部みゆき氏著 名もない江戸の庶民の悲哀を描く 人情たっぷりの短編集 ホラーでありながら 怖くない不思議話集

主人公の多くは 商家の使用人 番頭や手代 丁稚や女中 名もなく貧しく美しく 明日を夢見て地味に励む毎日。

味わい深い昔の江戸に迷い込んだような 不思議な気分が味わえます。

これはこの土地で生まれたものだからこそ書ける 皮膚感覚の文章だと思います。

最後の花吹雪の話は、先日亡くなった中村勘三郎さんを連想しました。