ゆっくりかえろう

散歩と料理

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ブスのくせに! 最終決定版

2012-09-28 | 読書

姫野カオルコ氏著
前に読んだものの 書き足し訂正版でした。改めて読んで感じたのは 作者は顔フェチ 或いは顔マニアではないかということ 実に細かく美人を分析しています。モチロン自分はブスであると繰り返し 抜け目なく自己に対する直接的な批判を 避けつつ 美人の造り 概念 考え方など 詳細に定義しながらも 姫野ワールドにしっかり迷わせてくれます
こういう考え方もあるのかなぁと軽い気持ちで読むのが 一番ストレスなく読めます。浜美枝と岸田今日子さんを 美人と言い切っているのに驚きました。ウチの母が同じ事をいっていたからです。(さすがに古すぎてリアルでは存じ上げませんが)
ブスのくせに!という表題は 自分のことを棚に上げてよく言うよという意味にとりました。
彼女の分析を指しているものは ブスではなく 醜女 ブサイクな顔ですから。
こうして書くあたり彼女は昭和平成の清少納言なのかも。

カバーの端の近影の作者のお顔(部分)を拝見しましたが 間違いなく美人でしたよ


怒涛の虫

2012-09-28 | 読書

西原理恵子氏著
久し振りの理恵蔵作品 相変わらずカラッとしてて読んでてラク。本人の意志とはうらはらなのかもしれないけど これは大事なことです。生きることも 生活することも 息することさえ ヘタな彼女が 時には落ち込み 時にはキライな人を嘲り 誹り 自嘲気味に笑い悲しむのを 見ていると、読んでる方も 同調したり反発したりで 飽きてきません。なぜか彼女の伝法なものいいの中に か弱い女の子を感じてしまいます。
でも 本人がこんな感想を書かれているのを 知ったらきっと「ケッ」っと笑うでしょうけど。
あ、これじゃあ読書レビューにならないので 内容も少し。サイバラさんの 家族のこと 昔のペットのこと まあじゃんほうろうきを描いてた前後のことなど よしなしごとの漫画を交えたエッセイ。人間はウソとマコトと弱音で出来ていると思う 今日この頃