Jun日記(さと さとみの世界)

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さんばん、さっぱりですケーキ(4)

2018-11-20 08:40:12 | 日記

 チョコレートケーキが落ち着いた頃、私は普通のバニラケーキや、その他のケーキにも目が向いて、後にチーズケーキを焼くようになりました。

 チーズ入りのケーキは、最初はぽそぽそとした食感の不満足な物でしたが、料理番組で幾つかのチーズケーキを見て、それを参考に作る内に気に入ったものが出来ました。そのチーズケーキは焼いて作るだけにベイクドチーズケーキでしたが、これが、チョコレートケーキより家族には好まれるようになりました。中身にチーズが入るだけに健康的に思えて、私は家族が風邪を引いた治り掛けによく作りました。食べて風邪もすっきり、元気一杯に日常生活に復帰出来るようにと作っていました。このケーキは普段でも、食べたくなるとよく作りました。

 ケーキの方は、前述したように自分自身が元気な時でないと作る気が起きません。それで、父がもうだめだと分かった時には、チーズケーキを作ってあげようという気持ちはありながら、作る元気が如何しても出なくて、到頭最後まで作らず仕舞いでした。父が亡くなってからこの事を何度か残念に思いましたが、当時はどうしても作ろうという元気が出なかったので、私にすると仕方ない事かなと、何だか感無量の気持ちがしたものです。

 チーズケーキも、ベースのスポンジが焼ける様になると、あれこれとアレンジするようになりました。中に何かを挟むというようなことはしませんでしたが、焼いている途中でトッピングして、出来上がると焼きカスタードなどが載っているというチーズケーキになりました。これは、家族皆が無言だったので、作った私には皆の反応が賛否両方の何方にも取れなくて、結局自分の好みから言うと〇という状態であり、気が向くと時折作っていました。

 ケーキは他にシホンケーキなども作り、家族の受けもよかったのですが、私自身は現在迄あまり作らなかったケーキです。家族内でもこってりクリーム系とあっさりプレイン系で好みが分かれるようです。何方も好きなのが母ですね。好みが無いのではなく、母も自分が気に入った味が好きというタイプです。そんな点は私と同様で、私は母似なのでしょう。唯、母の評価はその他大勢の意見に流されるというタイプであるのに対し、私は全くの独創的な自己中心タイプ、他人がどう思おうと自分が良いと思えばそれが良いというタイプです。こんなところは案外父似なのかもしれないと思います。父は独創的な人間に私を育てたかったという意向が確かに有りましたね。おかげで私のケーキもそういう感じになるのでしょう。


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