333ノテッペンカラトビウツレ

 奇跡は 誰にでも 一度おきる だが おきたことには 誰も気がつかない

余裕と祭り

2008-12-26 02:42:31 | SP(Standard Program)
●昨日、仕事帰りに繁華街を歩いたのですが、こんなにも浮かれ感の少ない東京でいいんでしょうか。不況であっても騒ぐだけ騒ぎ、笑って済むギリギリの範囲で狼藉をはたらくのが都市生活者のつとめだと思うのですが。最近、どの飲み屋に入ってもすんなり座れるし。忘年会のない会社ってのも増えてたりするんですかねぇ。

●こうなったらこうなったで「クリスマス・イヴは恋人と」みたいな信仰があった時代が何だか懐かしいですよね。個人的に働いて1日が終了する身だったとしても、ここまで鬱基調な年末になるなら「恋人いないヤツは人間じゃない」と言われる方がマシなんですけど。

●こうして思うと日本人はいつの間にか「祭り下手」になったんだと実感しますね。金がなくてもとりあえず音楽かけて騒いどけ!って感じではないもんなぁ。「日々の暮らしが不安な時に祭りなんかしてられるか!」って感じじゃないですか。でも、それって実は逆で、祭りって「日々の不安を忘れる」ためにやると思うんですけど。だから不安が増大すればするほど、祭りは盛り上がるわけですが…いつしか日本では祭りは“余裕”の代名詞になったのかもしれません。

●というわけで、バブル時代の残した遺産の中からこの番組をお届けします。こういう手の込んだ深夜番組が存在したのも昔の話ですよね。