暮らしの差し色

慢性腎臓病の夫と二人、静かな生活です

100歳までも生きたい?生きたくない?

2018-09-20 21:26:21 | 日記
市の健康診断を受けに、クリニックに行った。

以前、パートに出ていた頃、朝の通勤途上でよく見かける同年輩の女性がたまたまクリニックに入ってきて、待合室であいさつし隣に掛けた。

ちょうど待合室のテレビでは人生100年時代を取り上げていたようだった。

そのお顔だけを知っている女性が、私の隣で、

「100歳までなんて生きたくないですよねえ」

と耳の近くで言った。

私は 「はぁ・・・」 と あいまいに返事をしておいた。

というのも、私は、もしも高齢になっても健康で、まあ、多少加齢でいくつかの病気を持っていたとしても、普通に問題なく歩けて、聞こえて、見えて、食べて、娯楽をある程度楽しめるような、元気に過ごせる自分でいたなら、100歳でも生きて、毎日、テレビを観たり、映画を観に行ったりして、出歩いて、長生きしたいと思っているのだ。

瀬戸内寂聴さんのように、肉をもりもり食べて、90過ぎても病気があれば、手術をして克服して、笑って生きていきたい。

病気になったら、その時の受けられる医療は十分に受けて乗り越えたいと思っている。


年金制度は、若い世代が支え切れなくなっているので、受給開始年齢を遅らせようとしている。



だが、そうはいっても、高齢になって働くには、効率や、能力などが年齢とともに衰えていくから、定年というものがあるのだし、私は人との対処がとても苦手なので、働かなくても良いという環境に置かれるようになって、こんなに幸せなことはない。

70歳まで働くことが当然のようになったり、年金がまだ受けられないから、高齢になっても働かなければ生活できない、などという状況におかれては、私のような人間は、生きていくことができない。

昔のパート仲間で70歳を過ぎて、お孫さんもいる女性が、清掃の仕事をしている。

孫にお金がかかるからだという。

元気に働けて、それが楽しく、うちにいるよりいい、という考え方の人は、それは、働いていただければ、社会のためにも、良いことで、それを否定するものではない。

だが、70歳まで定年を延ばし、そこまで働かないと生活できないなどという世の中はあまりにも高齢者にきつい。


若々しくいるために、充実した老後を送るために、外へ出ようと意識を持っていくことは、失わないでいたいと思っている。

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