空中楼閣―Talking Dream―

好きなものを徒然なるままに。

星組「ハプスブルクの宝剣」「BOLERO」

2010-01-02 23:37:49 | 観劇(タカラヅカ)
今年の観劇初め。

藤本ひとみの原作は読んだことなくて、
森川久美さんのホームページで紹介してあるのを読んだだけの予備知識。
絶賛してあったのでずっと興味は持っていたのですが。
ポスターもとっても素敵だったので、わくわくして行きました。


【ハプスブルクの宝剣 ―魂に宿る光―

18世紀のオーストリアを舞台に、「還るところ」を失った孤独なユダヤ人武将と、
若き女帝マリア・テレジア、その夫フランツを中心にした歴史劇。

とにかく、
柚希礼音を見よ!ってな作品でした。
黒髪に漆黒の宮廷服(よく見たらキラキラ)、黒のブーツ。
影の世界に生きる男。
カッコイイ…!!
歌も上手くなったなあ。
シルヴェスター・リーヴァイ作曲の主題歌も綺麗なメロディで、耳に心地いい。

対する「光」の世界の住人、フランツ&テレーゼの夫妻がまた、美しい。
凰稀かなめ君、完璧な美貌だわ。つくづく。
夢咲ねねちゃん、ドレスが似合う。

3人ともスタイル抜群だし。

ストーリーはなかなか駆け足で、脳内の予備知識(10年前に高校で習った世界史)
フル動員して戦ってました(笑)

全編、歌で進行するので、ちょっと感情移入がしにくい。
もっとしっかり心情を描いてほしいところがあったかな。
時間がなかったのはわかりますが。

あと、同じような感じの曲が多いので、山場がわかりにくいかなー。
何本か見たら、景子先生の欠点がわかってきたぞ(笑)

でも、テーマは一貫していたし、主人公が最も求めていたものを
最後にしっかり見つけることができて、スッキリ終わったと思います。
一緒に行った両親なんかは、「一本もので見たかった」と言ってました。
しかしユダヤ人問題って難しい。
4000年もの間、「いつか約束の地へ」という言葉だけを頼りに
迫害を乗り越えてきた人々の感覚は、日本人にはわからないよなと実感してしまいました。

最初の場面で、若手さんの中に大和悠河の顔を見つけてしまい、
釘づけになる(爆)
麻央侑希くん。
まあ初舞台のときにも「似てる」って新聞に書かれてたけど、
抜群のスタイルも含めて、面影を探し求めてしまった。
途中のフリードリヒ役も綺麗でした。

ほかにも真風涼帆くんが水夏希さんに見えたり(お約束)、
夢乃聖夏さんが霧矢大夢さんに見えたり(どちらも柚希さんと似てるとはよく言われてたけど)
ちょっと視覚情報に混乱が(笑)
ところで、夢乃さんがやってた「バチャーニ」って、
エリザのエルマー・バチャーニのご先祖だよね?


【BOLERO ―ある愛―

ツッコミ厳禁(笑)

まあ、草野ショーのストーリーが「無いほうがマシ」なのはいつものことで(爆)
「レヴュー伝説」ほどこっ恥ずかしくはないわ。
「レビュー・オルキス」みたいに不快なわけではないし。
「Red Hot Sea」ほどつまんなくはない。
ちゃんと主役カップルが恋愛してるしね。
芝居がそこんとこ弱かった分、バランスいいかも。

で、草野ショーの色彩感覚や衣装が変なのもいつものことだし。
あのキンキラキンの「ボレロ」は何とかならんかったのかと思うけど、
それなりに荘厳だった気はするしなあ。

ショースター・柚希くんの魅力を堪能しました。もっともっと見ていたい。
ほかにも、ねねちゃんの美脚ぶりとか、
かなめくんの男前な背中とか、
夢乃くんの脚線美とか、見どころいっぱい。

あ、銀橋に若手男役5人ずらっと並んだ場面が、やっぱり
大和くんそっくりさんと、水さんそっくりさんと、霧矢さんそっくりさんで、
思わず遠い目になる。

彩海さんはやっぱり好みの顔だ。
もう見納めかと思うと悲しくて仕方がない。
琴まりえさんも。
私のマスターズ。私のペネロープ。

エトワールの音花ゆりさん、美声でした~

今年もよろしくお願いします。

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