1階の土間が受付になって
案内をしてもらいながら各部屋を見学
蔵以外は撮影OKだったので
1階の土間から上がる板間
台所の仕切り炉
板の下は貯蔵庫になって
子供たちにそれぞれ与えられた引き出し
廊下は板の種類もかわって 空の色が映るほど磨かれて
座敷
襖をはずすと大きな広間になって
掛け時計の振り子は蔵の中に展示されて
仏間
京都の職人に発注した豪華な仏壇
中庭が見える窓つきの座敷
廊下からは太宰治が思い出のあるトイレの小窓も見えて
金融執務室
個人向け金融の店舗カウンター
ガラス扉の奥に金庫
ダイヤルは数字ではなくイロハ
2階の階段あがって
和室
洋間
ドアの向こうは
控室
控室に使用人は入ることができずに
来客用のお茶は、この小窓から受け取る
使用人だけが使用する急な階段
書斎兼母の居室
主人室
金襖の日本間
階段の手すりに寄木細工
天井にも
なだらかな階段ゆっくりおりて文庫蔵へ
蔵の扉の入口に太宰治の銅像
横からもみつめて
蔵の石段前
3~4歳ごろの太宰治
太宰は幼い頃、母が病弱であったため、叔母のきゑに育てられ
叔母の家族や籠りのタケと過ごすことが多かった
小説「津軽」より
「お前の家に方向に行った時には
ぱたぱた歩いてはころび、ぱたぱた歩いてはころび、
まだよく歩けなくて、ごはんの時には茶碗を持ってあちこち歩きまはって
蔵の石段の下でごはんを食べるのが一ばん好きで
たけに昔噺語らせて、たけの顔をとつくと見ながら一匙づつ養はせて
手かずもかかったが、愛ごくてなう、それがこんなにおとなになって・・・・
3~4歳ごろの写真の太宰治と
銅像を見比べながら蔵の階段あがって
太宰が愛用していたものと同じ二重回し(マント)を眺めたり
掛け時計の振り子を眺めたり
明治の大地主、津島源右衛門が建てた家で暮らした
6男の修治(太宰治)の心の中がちょっと感じられた豪邸訪問