じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

ドラマ「みかづき」最終回

2019-02-24 16:44:26 | Weblog
★ ドラマ「みかづき」最終回を観た。

★ 何か感動した。塾業界をテーマにしているけれど、業界は何だってよくて、結局はある夫婦の一代記と言う感じだった。

★ 童顔の永作さんの老け役。かわいいおばあちゃんだった。高橋一生さんの飄々とした雰囲気が良かったなぁ。もし大島吾郎が千明と出会わなかったら、大島吾郎は管理用務員として一生を終えたのだろうか。千明はどうしたのだろうか。

★ そうすれば千葉進塾(モデルは市進か)もなかったんだね。 

★ 人生、出会いと言うのは不思議なものだ。


★ さて、塾業界。世の中の変化に伴って多様化してきた。進学塾、補習塾、総合塾、法人経営の大規模塾、フランチャイズ塾、個人塾、一斉授業もあれば個別指導もある。

★ 大島夫妻の孫の一郎が目指しているようなサポート塾も意義がある。やがてフリースクールに発展するかも知れないし、新しい学びのスタイルに発展するかも知れない。それは一郎君が近い未来の自分をどうイメージするかにかかっている。

★ 若いというのはうらやましいが、私も負けてはいられない。

コメント

映画「雨に唄えば」

2019-02-23 13:50:43 | Weblog
★ 今さらながら映画「雨に唄えば」(1952年)を観た。ジーン・ケリーが雨の中で歌い踊るシーンは何度も観たが、全編を通しては初めて。

★ サイレントからトーキーに映画が大きく変わる時代のハリウッド。大女優リナは俳優ドンと組んで数々のヒットを飛ばしてきたのだが、問題はその声。やむなく考えられた作戦は・・・。

★ ドンは新人女優キャシーと恋仲に、ドンと親友のコズモとのコンビネーションも良い。

★ この時代の俳優はみんな芸が達者だ。ダンスも歌も素晴らしい。それに美術だ。エンターテインメントだね。

★ ハッピーエンドで終わる。古き良き時代だね。
コメント

マルクス「賃労働と資本」

2019-02-23 11:07:39 | Weblog
★ カール・マルクスの「賃労働と資本」(長谷部文雄訳 岩波文庫)を読んだ。過去にも読んだことがあるが改めて読むとまた発見もあった。

★ 今話題のコンビニ24時間営業問題。フランチャイズの「家元」が儲かるメカニズムを考えると再び読みたくなった。

★ 「序言」によると「賃労働と資本」は1847年11月、ブリュッセルドイツ人労働者協会における講演を書き下ろしたもので、1849年に「ライン新聞」で公にされたという。

★ 資本と労働の関係、ブルジョアジーとプロレタリアートの関係がマルクスにしては比較的わかりやすく書かれている。当時それほど教育を受けていなかった労働者へのメッセージだからだろうか。

★ そうは言っても難しいには違いない。独特の語句と時々現れる文学的な表現。本人も「これを要約すれば」と書いているように要点だけをまとめるなり、図式化してくれればありがたいのだが、そこまではサービスしてくれない。

★ 資本とは何か。労賃とは何か。資本とは労働者からの搾取の蓄積だなど、当時の労働者にとっては目からうろこの学説だったろう。いや、カラクリを見破られた資本家の驚きの方が大きかったかも。

★ そうはいっても労働者は「生きるために」自らの労働力を売らねばならないし、資本は資本同士の熾烈な戦いに勝たねばならない。資本主義と言うのは一見、資本家と労働者の共存共栄のシステムに見えるのも巧妙だ。

★ ただやがて資本は市場で勝つために生産費を抑えようと考え機械を導入する。機械は大規模化し、新たな技術革新を導入して最新化される。機械がが導入されると同時に労働は単純化・簡素化され、分業が進む。賃金の高い熟練者は敬遠され、安く置きかえの利く労働者が求められる。そしてその仕事も単純であるがゆえにやがて機械に置きかえられる。

★ 「実質賃金」「名目賃金」「労働分配率」など、まさにアベノミクスで論議されているような内容も登場する。


★ さて、その後の社会。マルクスの予言通りに進んでいるともいえるが、ブルジョアジーもしたたかに資本主義を修正してきた。モノをつくってもそれを消費してくれる人がいなければ資本主義自体が崩壊する。そしてこの消費を行うのはほとんどが労働者階級だ。資本も見えにくくなってきた。果たして資本家とは誰のことを指すのだろうか。産業資本主義が独占資本主義となり、国家独占資本主義になってきたと言われる中、労働者にとって「敵」が見えにくくなり、また労働者間の競争は激化するばかりだ。

★ 文章は難解だったが、久しぶりに読んで刺激になった。
コメント

じゃがアリゴ

2019-02-22 22:07:41 | Weblog
★ 高校生が今流行ってるというので作ってみた。(画像は美しくないので文字だけで)

★ じゃがりこにお湯を少々入れそれに裂けるチーズを入れると、チーズトロトロのポテトサラダができるいう。

★ 「アリゴ」というのは、もともとはフランスの郷土料理で、じゃがいもにチーズをトッピングしてかき回したようなトロトロしたもののようだ。

★ 誰かが、じゃがりこ→じゃがりご→じゃがありご、とシャレから進化させたのだろう。

★ じゃがりこはあったが裂けてるチーズはない。とろけるチーズがあったので、ちょっとふやかしたじゃがりこにトッピングして電子レンジに30秒ほどかけてみた。なるほど、じゃがいもグラタンのような感じになった。さて味の方は。じゃがりこ自身の塩味があるので、結構いける。さすがに塩分が強いので食べ過ぎは注意だが、みんなでガヤガヤ言いながらもんじゃ焼きのようにつまむのにはいいかな。

★ じゃがりこは堅い食感を楽しむので、邪道には違いないが・・・。
コメント

松本清張「破談変異」

2019-02-22 19:20:40 | Weblog
★ 「松本清張短編全集7」(光文社文庫)から「破談変異」を読んだ。

★ 江戸幕府三代将軍家光の時代、目付の地位にあるお人好しの頑固者が縁談の世話をする。うまくまとまりかけたところ、とある事情で破談となる。破談の理由を誤解して、遂には刃傷沙汰に。

★ 「池田亀鑑の『大奥の女中』からテーマをとった」とあとがきに書かれてあった。

★ 江戸時代の人々は言葉は至極丁寧だが、腹の内が見えてこない。体裁ばかりを取り繕っているから不要な誤解を生む。

★ それにしても昔は縁談をまとめるのが務めのような(本作の春日局のように縁談をまとめて権勢を維持する人もいたようだが)人が多くいたようだ。婚姻と言っても家と家との関係だった時代だからか。
コメント

映画「新幹線大爆破」

2019-02-22 14:04:08 | Weblog
★ 映画「新幹線大爆破」(1975年)を観た。

★ 乗客1500人を乗せた新幹線に爆弾が仕掛けられた。走行速度を時速80キロ以下に落とすと自動的に爆発するという。そのとき、国鉄は政府はどう動くか。そして何よりも乗客たちは。

★ キアヌ・リーブス主演の「スピード」が1994年の作品だから、それより20年も早い。最近韓国映画で「新感染」を観たが、こちらはゾンビ映画だった。それぞれに面白いが、原点はこの作品なのだろうか。

★ 主犯役は高倉健さん。ダークヒーローもなかなかいい。その後ダークヒーローが似合ったのは松田優作さんぐらいかな。そう言えば「ブラックレイン」で二人は共演していたね。

★ キャストはオールスターと言う感じだ。東映映画らしく仁侠映画の面々も勢ぞろい。

★ 今から思うと特撮におもちゃっぽいところは感じるけれど、実写と特撮、模型がうまく組み合わされていた。面白かった。
コメント

はやぶさ2、「リュウグウ」着陸

2019-02-22 10:59:49 | Weblog
★ 小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」に着陸した。

★ 3億キロ離れた直径700メートルの的に着陸させ、その映像を逐次地球に送るというのだから、その技術はすごい。

★ 「リュウグウ」、見た感じは普通の岩の塊。宇宙空間にはこうした岩が無数に漂っているんだね。そもそも地球のような惑星はこうした岩がぶつかり合って成長したんだったかな。(考えてみれば、何もない空間に恒星や惑星や衛星やさまざまな天体が運動しながら浮いているというのは不思議な話だ。万有引力や空間のゆがみと言うけれど、大きな磁石のようなものだろうか。そもそも磁界、磁力線なんてものも不思議だ)

★ 単なる岩の塊だが、一つ間違えば人類いや地球上の生命を絶滅させる潜在的に危険な天体だという。

★ 「アルマゲドン」や「ディープインパクト」は、いつ起こってもおかしくない。

★ 宇宙にとってみれば人類はあまりに小さくその進歩はじれったいほど遅いだろうが、しかし着々と「何か」をしている。

★ 「何か」をしなければ気が済まない好奇心。これが人類の特性の一つなのだろう。
コメント

村上春樹「1Q84 BOOK2前半」

2019-02-21 18:24:10 | Weblog
★ 村上春樹さんの「1Q84」から「BOOK2の前半」を読んだ。忙しかったために、この本を読むのにずいぶんの時間を要した。

★ 6分冊のうちこれで半分まで来た。パラレルに進んでいた天吾と青豆の物語。2人の接点が見えた。しかし、まだ物語はそれぞれの歩みを続けている。

★ 天吾は「空気さなぎ」の作者ふかえりとかかわったために、奇妙な世界に誘われそうだ。青豆はカルト教団の非道の教祖と遂に接触。これからどうなるのか気になるところだ。

★ 長い作品なのに、飽きさせずに次々読ませるところは作者のうまさだ。
コメント

コンビニエントになりすぎた「コンビニ」

2019-02-21 15:16:23 | Weblog
★ コンビニの24時間営業が問題になっている。どうも会社側の利益優先(24時間開けた方が会社は儲かる)がひずみの原因のようだ。

★ 名前の通り午前7時から午後11時まででもいいのにねぇ(できるところは24時間でもいいけれど)。

★ 人手不足の中、現場スタッフの疲弊は進むよね。コンビニオーナーって健康を犠牲にして働くほど儲かるのかな。

★ このコンビニチェーンに限らず、最近、店員の質が落ちてるように思う。これは店舗拡大路線の影響かな。

★ 無人店舗など新たな技術を導入しなければ、遠からず行き詰まるような気がする。
コメント (2)

「立憲主義」と「民主主義」

2019-02-21 12:23:36 | Weblog
★ 今月のNHK「100分de名著」は、オルテガの「大衆の反逆」(1929年)。

★ 世界各地で革命が起こり、またナチスをはじめとするファシズムが台頭しようとしていた時代、新たに政治の主役になろうとする人々をオルテガは「大衆」と名付け、その危険性も指摘した。

★ 第3回の放送で刺激を受けたのは、「立憲主義」「民主主義」の捉え方。現在の人々を「民主主義」とするならば過去の人々(あるいは過去の人々が築いてきた伝統)は「立憲主義」で、「立憲主義」こそ「民主主義」の暴走の歯止めとなると言う考え方だ。

★ 指南役の中島岳志さんが自らの思いを込めながら、解説されていた。


★ じゃあ、「立憲民主党」って何なのだろうか、と思った。
コメント