じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

医療の差別化

2008-06-18 02:15:04 | Weblog
★ NHKスペシャル「激流中国」で中国の医療の現実を見た。急速な経済発展を遂げる中国。その発展、資本主義化がいかに不安定な基盤の上に築かれているものかがよくわかった。

★ 番組では農村の1つの家族を取り上げていたが、金がないために子どもの治療ができないありさまに、心が痛んだ。

★ 「人は生まれながらに平等で」なんてフィクションだね。人の命が所得や社会的地位で左右される現実、それは国を超えて見られる現象だ。「貧困大国アメリカ」(岩波新書)を読んでいても、一度病気にかかったばかりに没落していく人々の姿が描かれていた。

★ 資本主義のトップランナーにして、世界の富を独占しているようなアメリカ、そして政治的には今なを共産主義の国、中国。どちらの国でも貧富の差が拡大しているようだ。

★ 何とか首の皮一枚で社会保障制度を維持している日本だが、遠くない未来に中国やアメリカのような姿になりそうな気配だ。いやもはや進行しているのかもしれない。

★ 人口爆発はもはや限界点に近づいているのかもしれない。食糧、水、エネルギー。すべてが不足し、それらを求めてまた世界戦争が勃発するのか。これが地球の自浄作用というならあまりに残酷だ。

★ 苦しい時代が迫ってきている。

★ 北京の朝5時。総合病院の前に長蛇の行列を作る人々。彼らが長旅に耐え、長時間の行列に耐えるのは、家族を思いやる心からだろう。その気持ちはどの国でも共通で、実に人間的だと思った。その気持ちがある限り、人間は困難な現実を克服できるようにも思えた。
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