じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

浅田次郎「鉄道員(ぽっぽや)」

2018-03-21 21:13:53 | Weblog
☆ 浅田次郎さんの短編集「鉄道員」(集英社文庫)から表題作を読んだ。

☆ 高倉健さん主演の映画「鉄道員」(1999年)は以前見たが、ほぼ原作と同じだった。

☆ 機関車の釜炊きから初めて駅長になった佐藤乙松(高倉健)。退職の年、勤務している路線の廃線が決まる。愚直に鉄道員として生きてきた日々が作品から伝わってくる。

☆ ある夜、彼のもとを少女が訪れる。それは、本当に幼くして亡くしたわが子だったのだろうか。それとも死を前にした幻覚だったのだろうか。

☆ 最後はしんみりと終わるが、仲間たちの姿が乙松のこれまでの生きざまを偲ばせる。

☆ 浅田さんの文章は心地よい。
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