じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

マロリー・ブラックマン「指先は歌う」

2018-05-17 02:04:09 | Weblog
☆ 以前、高校生の英語を指導しているときに出てきた作品。マロリー・ブラックマン「指先は歌う(Humming Through My Finger)」(「シャイニング・オン」理論社 所収)を読んだ。

☆ アンバーが本を読んでいると、カイルが声をかけてきた。何か魂胆がありそうだ。アンバーは目が不自由だ。本というのは点字。彼女は目は見えないが、形を味で感じ、色を聞き取るという。「目を使わないでも、物が見えるんだって?」と問うカイルに、「目で物を見るのって、どんな感じ?」と問い返すアンバー。それにカイルは答えられない。

☆ カイルは目隠しをして、小川を跳ぶことになった。小さな川で、水もほとんど流れていないけれど、カイルはなかなか跳べない。アンバーにサポートされて、やっと跳べた。(テキストに載っていたのはこの場面)

☆ アンバーとカイルはお互いを理解しあい、仲良くなる。

☆ 私たちは目に頼りすぎているのかも知れない。目を閉じて他の感覚(耳、鼻、舌、身)を研ぎ澄ますと、今まで感じなかったモノを感じるとることができるかも知れないと思った。 
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