じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

「ゴーン・ベイビー・ゴーン」

2018-04-01 19:42:09 | Weblog
☆ 社会派の映画を見ようと思って「ゴーン・ベイビー・ゴーン」(2007年)を観た。重い映画だった。

☆ ボストンが舞台。街は荒廃し、人々の生活も荒んでいる。その街で4歳の少女が姿を消した。警察が捜索をするが見つからない。生死を分ける96時間が迫っている。動転する母親に代わって伯父と伯母が行方不明者専門の探偵パトリック・ケンジー(ケイシー・アフレック)に捜索を依頼する。迷いながらも仕事を引き受けたパトリックは同棲している彼女と捜索を開始するのだが、背景にさまざまな問題を発見してしまう。

☆ 感じたこと。1つ目はアメリカ社会の荒廃。なぜ強硬な大統領が選ばれたのかその理由が少しわかった気がする。高い失業率。不安定な生活。それが犯罪の温床となり、貧困が再生産される。将来に希望のない人々はドラッグや酒に溺れ、刹那的な快楽に身を持ち崩す。

☆ 2つ目は何が正義なのか。どの道が正しいのかがわからないということ。誰が善人で誰が悪人なのか。
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