じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

内田英治「ミッドナイトスワン」

2024-02-17 18:30:05 | Weblog

★ 中学3年生の土日特訓もあと3回。今日は公立高校中期試験の過去問をやった。全員合格点に達している。この調子であと19日頑張ってほしい。

★ さて今日は、内田英治さんの「ミッドナイトスワン」(文春文庫)を読んだ。

★ 凪沙はニューハーフ。男の体ながら心は女。今は歌舞伎町の店で、白鳥のコスチュームを身に着け踊っている。LGBTの時代ながら、まだ「おかま」と物珍しくみられることもたびたび。とはいえ、そんなことを気にしていても仕方がない。手術をして女性の体を得るために必死でお金を稼いでいる。

★ そんなある日、親戚筋から一人の女の子、一果を預けられる。中学1年生だという女の子は母親の虐待で心を閉ざし、それを見かねた親戚たちが話し合って、凪沙に預けることになったのだ。(親戚の人々は凪沙がニューハーフであることを知らない)

★ 短気間とはいえ、心を閉ざした少女を預かることになった凪沙。迷惑この上ない。一果は転校先の学校でも浮いた存在だったが、ただ一つ、彼女はバレエの才能に恵まれていた。

★ バレエの友人にも恵まれ、一果は明るさを取り戻しつつあったが・・・。

★ エンディングは美しくも悲しい。

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