じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

児童相談所の奮闘

2006-08-09 00:12:56 | Weblog
★ NHKで埼玉・児童相談所のドキュメントが取り上げられていた。個人情報に抵触する事も多く、職員との意思の疎通も必要で、大変な取材だったと思うが、スタッフの粘り強い取材活動が、映像から滲み出ていて、良かったと思う。

★ それにしてもテレビという制約上、本当の修羅場はカットされているのだろうが、児童相談所職員の仕事振りは尋常ではない。他の地域ではどうかはわからないが、今回の取材対象となった相談所では日夜走り回るスタッフの姿が取り上げられており、職員の家庭は大丈夫なのかと、そちらの方が心配になった。

★ 児童虐待が増加し、スタッフが不足する中、1人ひとりの児童福祉司の負担は極限に達しているという。その理由は多々あろうがそれはさておき、とにかく危機に瀕している子どもの命を救わなければならない。

★ 番組では「48時間の約束」として、48時間以内に児童相談所が救いの手を差しのべますよ、とのことだったが、48時間が長いか短いかいかは難しいところだ。ただ現状では48時間がいっぱいいっぱいのところなのだろう。

★ 「しつけ」と「虐待」の境界、これも難しいところだ。子どものけんか同様、限度を知らない親が増えてきているのではないか。自らのストレスのはけ口を子どもにぶつけたり、キレたら見境がなくなる親。昔のように仲裁役や傍観者(誰かが見ているという事だけでも抑制がかかるのではないか)も少ないしね。ネグレクトも同様だ。

★ 緊急的に子どもを保護するというのは致し方ないとして、その後の子どもはどうやって成長していくのだろう。恵まれた家庭のようにはいくまい。社会的な偏見もあろう。とりあえず命を救うのは大切だが、その後のフォローがまた大変だね。

★ 児童福祉の仕事は改めて大変だなぁと思った。
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