じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

阿刀田高「マッチ箱の人生」

2022-10-02 18:58:15 | Weblog

★ 今年は町内会のブロック役員を拝命している(嫌でも回ってくる)。今日は時期外れながらサマーフェスティバル(町内会のお祭りのようなもの)の記念品を各戸に配った。この町内会も高齢化が進み、70代、80代が中心になってきた。子どもたちが独立、他所に移って一人暮らしされている方も多い。聞く話題といえば訃報ばかりで寂しい限りだ。

★ さて、日本推理作家協会編「ミステリー傑作選17 とっておきの殺人」(講談社文庫)から阿刀田高さんの「マッチ箱の人生」を読んだ。

★ 都心のバー。今宵は閑古鳥が鳴いている。バーのママが店を閉めようかと思ったところに、常連がやってきた。客がポケットから取り出したマッチ箱。そこに折り曲がった吸い殻がひとつ。それを見たママが2年前のある出来事を語り始める。

★ ママが法事のため田舎に帰る列車の中、たまたま隣り合わせた女性がママの店のマッチをもっていた。それも新しいデザインに変えたばかりのもので、3人の客にしか渡していない。女性は店の客ではない。彼女はどこでそれを手に入れたのか。

★ 折しもその3人の客の一人が変死した、という話。ママは女性の話をずっと胸にしまい込んでいたという。それはある光景を見たからだった。

★ この作品は1990年にドラマ化されているという。

☆ さぁ明日から中学、高校の中間テスト対策だ。

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