じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

藤沢周平「約束」

2023-12-13 21:02:05 | Weblog

★ 大学の公募制推薦の結果が一段落。塾生9名中、7名の進路が決まった。

★ さて今日は時代小説。藤沢周平さんの「橋ものがたり」(新潮文庫)から「約束」を読んだ。

★ 幼なじみの少年少女。おぼろげに将来を誓いながら、少年は修業を兼ねて5年間の奉公に、少女も傾いた家業を支えるために料理屋の奉公へ。5年後、小名木川の萬年橋の上で会うと約束を交わして二人は別れる。

★ それから月日は流れ、いよいよ約束の日。少年は立派な男に成長し、少女は女になった。待ち焦がれた日なのに、二人の心には暗い影が差す。

★ もはや二人は無垢な少年少女ではない。果たして二人はお互いの過去を乗り越えていけるのだろうか。

★ 江戸の人情噺。藤沢さんの筆が読者を物語に引き込む。

コメント    この記事についてブログを書く
« 相場英雄「あたり」 | トップ | 宮部みゆき「鬼子母火」 »

コメントを投稿