じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

角田光代訳「桐壺」

2023-12-22 15:24:46 | Weblog

★ クリスマスを前にして大寒波が襲来している。小中学生は今日が終業式で、大きな荷物を持って歩く子も。心なしか楽しげだ。

★ 来年のNHK大河ドラマ「光る君へ」。紫式部と藤原道長が恋仲だったというストーリーのようだ。真偽はともかく、この機会に源氏物語を読むことにした。

★ 世界最古の恋愛小説ともいわれる大作。とはいえこの時代では、古文が難解なのと当時の(とりわけ宮中)しきたりがわからないので、原文で全部を読むのは難しい。

★ 高校の古文の授業で「桐壺」や「葵」の一部は学習し、マンガ「あさきゆめにし」やもうちょっと大人向けのエロチックなマンガを垣間見たが、とにかく人物が多彩でこんがらがってくる。

★ 今までも与謝野晶子、谷崎潤一郎、瀬戸内寂聴、田辺聖子などの訳がでているが、角田光代さんの訳が読みやすそうなので、角田版で読むことにした。

★ まずは「桐壺」。原文では「いづれの御時にか、女御、更衣あまた候ひ給ひける中に・・・」で始まる。

★ 帝の寵愛を受けながらも、身分が低いこともあって他の女房達から妬まれた女性、桐壺。玉のような男子を産んだが、彼が幼いうちに病で亡くなる。その男性が物語の主人公、光源氏。

★ 桐壺を失って嘆き悲しむ帝だったが、他からの勧めもあって藤壺という女性と再婚する。光源氏はわずか5歳しか年の離れていない義母に母の面影を認め、恋焦がれてゆく。

★ 光源氏、波乱万丈の物語の幕開けだ。ところで、美男子の誉れ高い光源氏だが、実際はどのようなイケメンだったのか、興味がそそられる。

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