じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

東野圭吾「赤い指」

2023-06-20 23:30:47 | Weblog

★ 中学生の期末テスト対策。今年は塾生が多いので、生命力が吸い取られるようだ。

★ さて、東野圭吾さんの「赤い指」(講談社文庫)を読んだ。加賀恭一郎シリーズ、ドラマ化されている作品はどれも面白いが、この作品は中でも絶品だと思う。

★ ある家族の庭に少女の変死体が置かれていた。どうやら引きこもり気味の息子の仕業らしい。最初、警察に通報しようとした父親、しかし母親の執拗な抵抗を受け、自ら遺体を遺棄することに。

★ 隠そうとすると必ずぼろが出る。このぼろを独特の感性で感じた加賀は、犯行を犯し、隠蔽しようとする家族に執拗に迫る。

★ この家族にも、いろいろと事情があるようだ。加賀恭一郎の父子関係をリンクさせながら、家族とはという問いに迫っていく。

☆ 事情はともあれ、殺害された少女の親はたまらんなぁ。

☆ ドラマでは阿部寛さんがいつもながらの名演。刑事モノでは阿部寛さん、「臨場」の内野聖陽さんが好きだなぁ。

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