じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

「子規、逝く」

2020-01-03 23:52:00 | Weblog
☆ ドラマ「坂の上の雲」、第7話まで進んだ。第7話「子規、逝く」には泣けた。

☆ 正岡子規、病に冒されながらも、短歌、俳句に新風を吹き込んだ文学者。「柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺」は余りにも有名だ。

☆ 「子規、逝く」は病床で激痛にのたうちながら、いのちをふり絞るように創作を続ける子規が遂に息絶えるエピソード。幼馴染、秋山真之とのやりとり、子規を演じた香川照之さんの熱演に思わず感情移入してしまった。

☆ 死は誰にも避けられないものだが、30余年の生涯は短い。司馬遼太郎さんは明治人の楽天主義を子規の姿に見るという。

☆ 坂本龍馬は時代の変革期を駆け抜け、その成就をもって世を去った(1867年11月15日)。子規は龍馬と入れ替わるように、1867年10月14日の生を受け、明治と言う時代の前半を駆け抜けた。

☆ 明治維新からの30年は、近代化の名のもとに、まさに日本と言う国がめざましく変身を遂げる大変革期であった。軍事費が国家財政の50%を占め、国民は貧しさに苦しみながらも、無垢ゆえか、あるいは日々移り変わる生活に夢や希望を持ちえたためか、列強へのキャッチアップに熱狂が感じられる時代だった。

☆ 物語はいよいよ、日露戦争に向かって進んでいく。
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