じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

映画「日本の悪霊」

2019-04-19 23:51:24 | Weblog
★ 村上春樹さんの「1Q84」を読んでいると、ラスコーリニコフ、ソーニャという名前が出てきた。ドストエフスキー「罪と罰」を想定しているのであろう。ということでいろいろ検索していると、日本版「罪と罰」ということで高橋和巳原作の映画「日本の悪霊」(1970年)がひっかかった。

★ 高橋和巳作品、「邪宗門」「憂鬱なる党派」は読んでいたが「日本の悪霊」はまだ読んでいない。

★ 映画は群馬県の小都市を舞台にヤクザの縄張り争いと描いたもの。見せ所はヤクザとデカが入れ替わり、その両者を佐藤慶さんが演じていることだ。

★ 随所に六全協前後の左翼運動(山村工作)をチラつかせているが、いろんな要素の混じった作品だった。シリアスなヤクザ映画でもないし、受けを狙ったコミカルなものでもない。お色気もそこそこ入っているがピンク映画ではない。全編に岡林さんの楽曲が採用されているし(本人も登場)、そこは至極ドキュメンタリータッチだったりする。

★ たぶん「私とは何か」を問うているのだとは思うけれど、1970年という時代ならではの映画だと思った。
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松本清張「空白の意匠」

2019-04-19 19:51:12 | Weblog
★ 宮部みゆき責任編集「松本清張 傑作短篇コレクション中」(文春文庫)から「空白の意匠」を読んだ。

★ ある地方の小新聞、経営は厳しく、広告代理店から回してもらえる東京の企業の広告で何とか食いつないでいた。その新聞社に勤める広告部長が主人公。

★ その小新聞、大手製薬会社の広告のすぐ上に、その製薬会社が力を入れて発売している強壮剤で女性が死んだと報じた。事実なら仕方がないが、どうも先走った記事だった。案の定後にそれは誤報とわかる。

★ 誤報と詫びて済む話ではない。広告主は怒り、それを扱う代理店は広告部長に取引停止をほのめかす。

★ 広告を失っては経営が成り立たないということで、代理店担当者への接待に贅を尽くすのだが・・・。

★ 最後はサラリーマンの悲哀を感じた。


★ マスコミ業界、編集と営業の対立はよくある話。新聞など発行部数が激減しているから、随分と世知辛いことだろうね。
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インフルエンザ再流行

2019-04-19 10:39:27 | Weblog
★ 近隣の中学校でインフルエンザが猛威を振るっている。

★ 15日(月曜日)に中学3年生の塾生が高熱で休むと連絡があった。それから他の生徒も。昨日はクラスで5人程度、学年で10人を超えた。そしてついに今日19日、学年閉鎖になった。

★ 今回はB型の流行。症状は39℃を超える高熱。ちょうどワクチン(予防注射)の効力が切れた頃なのかも。

★ 今のところ3年生だけの流行だが、週末をはさんで他学年にも広がるかも。ただでさえ10連休でカリキュラムの消化が厳しいのに、これで休校措置が長引けば、夏休みの短縮もあるかも。
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