じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

北方謙三「原則」

2019-04-07 17:45:38 | Weblog
★ 北方謙三さんの「コースアゲイン」(集英社文庫)から「原則」を読んだ。

★ 学生時代の友人から電話があり、6年ぶりに再会した。それほど親しい仲ではなかったし、実際雑談で終わった。

★ しかしそれから妙な電話が増えた。どうやらその男が作者の名前を利用して寸借詐欺をしているらしいのだ。


★ 年を重ねるとなかなか損得なしのつきあいはできなくなる。古い友人からの連絡はたいていは悪い知らせだ。

★ 日常の話題もプロの手にかかれば、ちゃんとした小説になる。これで迷惑代は取り返したかな。いやいや、そんなケチなことは言っちゃいないね。
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村上春樹「1Q84 BOOK2後編」

2019-04-07 16:44:58 | Weblog
★ 村上春樹さんの「1Q84」(新潮文庫)、BOOK2後編を読んだ。

★ 青豆と天吾の物語。青豆は某宗教団体の教祖を暗殺、天吾は行方不明になっていた「ふかえり」と再会し交わる。

★ 中盤から「空気さなぎ」のあらすじが紹介される。少女の目を通して淡々と語られるということだが、形而上学的だ。

★ 青豆はある決意をし、首都高でタクシーから降りるが、そこにはかつての非常階段はなかった。「1984」への扉は閉ざされていた。

★ 昏睡状態の父を見舞った天吾は自ら思い描いた「空気さなぎ」を見る。幻のように。

★ 謎を残したまま、物語はBOOK3に進む。
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ドラマ「エレメンタリーホームズ&ワトソンin NY」

2019-04-07 14:51:51 | Weblog
★ ドラマ「エレメンタリー」(2012年~ )の第1シーズン エピソード1、2を観た。

★ シャーロックホームズが現代のニューヨークにいたら、という感じの作品だった。期待をせず見始めたらなかなか面白かった。

★ ロンドン警視庁の顧問をしていたホームズが薬物中毒でニューヨークの施設に入れられている。退院を前にして施設から脱走するというところから話は始まる。ホームズと言えばワトソン君。今回のワトソン君は女性だ。ホームズの父親から彼の見張り役を頼まれたことになっている。元外科医、わけあって今は薬物中毒者を援助する仕事に就いている。

★ 短気で傍若無人。人との付き合いがうまくいかないホームズだが、その観察眼と演繹的推理は見事に的中し犯人を追い詰める。

★ 最近「これ」といった外国ドラマに出会えなかったから、当分楽しめそうだ。
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「六段」と「クレド」

2019-04-07 10:37:34 | Weblog
★ NHKラジオ「音楽の泉」、皆川達夫さんが音楽を紹介、解説をされていた。

★ グレゴリオ聖歌の「クレド」と筝曲の「六段」が似ているとのこと。同時演奏なども紹介されていたが、確かにあまり違和感はない。

★ 偶然なのか、意図的なのか、そのあたりはよくわからない。東西の文化の接点があったのか、それとも東洋人も西洋人も同じような感性を持っていたのか。

★ ケルトの音楽やスコットランド民謡に郷愁を感じたり、モンゴルやトルコの節回しに親近感を持ったり(日本の民謡と似てる節回しもあったような)。たまたま風土が似ていたのか、それとも民族の大移動で誰かが伝えたのか。明治期の小学唱歌の影響もあるかも。

★ 「蛍の光」と言えば、閉店の音楽という感じだが、歌詞はお経のように覚えていた。「あけてぞけさは」は「明けてぞ 今朝は 別れ行く」というのか。「あけーて ぞけーさーは わかーれゆく」って感じで、「ぞけさ」って何って感じで覚えていた。「ふみーよ むつきーひ」もそうだ。「むつきーひ」って何って。意味はあまり考えずに歌っていた。
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