じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

刀折れ矢尽きるまで

2011-07-06 22:59:05 | Weblog
★ 菅総理は国会で「刀折れ矢尽きるまで」総理に留まると言った趣旨の発言をしたとという。

★ 菅総理は、一体誰とあるいは何と戦っているのだろうか。

★ 引き際を見失っ迷走しているようにしか見えないのだが。テロで政権に終止符が打たれる戦前でなくて本当に良かった。

★ 昨日の民主党、安住国対委員長の政権批判。政権の執行部が自らの政権を批判すると言うのは異例のことだ。野党との折衝でそうとう参っているのだろう。

★ 国民新党の亀井氏や民主党の大ベテラン石井氏が早速安住氏を「内ゲバ」と批判したというが、どちらにも言い分はありそうだ。

★ 組織の人間であるかぎり、「ベンチがあほやから」と言ってしまっては進退を決めねばなるまい。

★ しかし、安住氏はよく言ってくれたと思う。「いいかげんにしてくれよ」というその気持ちには多くの国民が共感したに違いない。

★ 世間の常識が通らないのが永田町。しかし、民主党がもっとも批判していた状況に自ら陥っていることに、渦中の人々は気づかないのだろうか。

★ 天に矢をいれば、やがては自らを傷つける。

★ 菅氏や民主党はどうなってもよいが、民主主義の伝統はこれ以上傷つけないで欲しいものだ。
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公立高校の定員割れ

2011-07-06 10:25:19 | Weblog
★ 私立高校の実質無料化に伴い公立高校の定員割れが増えているという。

★ 昨年度の入試では京都府山城通学圏でも初めて定員を割り込み「全入」となった。

★ 公私合わせた高校の募集定員が中学校卒業者数を上回るのだから、私学への入学者が増えれば公立で定員割れをするのは、簡単な算数だ。

★ 実質無償化で、今までは授業料が高い私学への進学をあきらめていた家庭が、私学を選択したということだろう。それに、京都などでは大阪からの生徒が来なくなるとの危機感から、推薦入学者を増やし確実に生徒を確保していった。

★ 高校進学率がほぼ100%に達する時代、公私間で授業料に差があるのはむしろ公平性の観点からおかしな現象だった。経済的なハードルをはずし、公私がその技を競うのは誠に結構なことではないか。

★ 公立は今まで寝ていても来ていた生徒が来なくなって今さらのごとく慌てているが、なぜ生徒に見限られたのか考えるべきだ。それでいいアイデアを出し、着実に実行していく公立高校は再生するであろうし、怠惰を続ければ先はない。

★ 公私を競わせ、人気がない(教育効果の乏しい)高校は統廃合する、教職員をリストラする。能力のない職員を減らせるし、税金の負担も減らせる。これが政策サイドの思惑であるし、今のところこの方針に世論も賛成しているようだ。

★ 優秀な教員の引き抜き合戦も起こるかも知れない。

★ 難関大学への進学ばかりが高校の使命ではない。要は後期中等教育の使命とは何か、自らの学校がそれをどのような形で実現しようとしているのか、といったことを人々(市場)にアピールし、人々(消費者)がそれを支持するかどうかだ。

★ 定員割れをどう捉えるか。これは公教育再生へのヒントではなかろうか。
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