じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

放射性物質の拡散

2011-04-02 20:18:31 | Weblog
★ 放射性物質の大気中への飛散や放射能に汚染された水の海への流入など、それだけで大惨事なのだが、慣れとは恐ろしいもので、あまり気にならなくなってきた。

★ 汚染された水については1シーベルトにも達する極めて高濃度なものだが、それでも「この程度の騒ぎ」に終わっているのは、不思議な気もする。

★ 原発事故に関しては、本当に正しい数字が伝えられているのか、データそのものや発表の仕方にも疑問をもつ。

★ 東京電力は積極的にデータを発表しようとしなかったというし、政府も「直ちに健康には影響がない」を繰り返すばかり。一方で20㎞の避難区域は解除されそうもない。むしろ拡大傾向にある。

★ 原子力発電所との戦いは長期化しそうだ。東京電力の会長は年単位の対応が必要と言っていた。廃炉となると数十年単位の対応が必要との声も聞かれる。

★ 原発近隣地区の人々の日常生活は、いつになったら正常化するのだろうか。

★ ネット上では日本気象学会理事長のメッセージが話題になっている。学会会員が勝手に放射性物質の飛散予測を発表するな、と言った内容だ。

★ 真意がよくわからない。いろいろな人がいろいろな数字を発表すると現場が混乱するという危惧から出たメッセージなのだろうか。

★ 国から発表されるデータが唯一の正しいものだというのは、どうも科学的でないようにも思える。

★ 各自が独自に研究した成果を発表してもよいではないか。そのうえで科学的な論拠に基づいて真偽を論議すればよい。その姿勢こそが科学的ではないか。曖昧なデータで人々を扇動しかねない研究者がもしいたなら、そのデータの問題点を指摘すればよいではないか。そうした営みこそが学会の役割ではないのか。

★ ニュースはマンネリ化する。しかし「想定外」「未曾有」の自然災害で本当に仕方がなかったのか、これからの責任の取り方をよく見ておきたいものだ。
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震災報道、関心の薄れ

2011-04-02 17:34:41 | Weblog
★ 震災から20日以上が経過し、マスコミの報道も少なくなってきた。メディアが伝えなくなると、人々の関心も薄れていく。

★ まだ10数万人の人々が避難所で暮らしているし、これから長く苦しい復興が始まるのだが、視聴者も震災報道には満腹気味だ。

★ 今なお危機的状況が続いている福島原発の事故でさえ、近隣地域でなければ、どこ吹く風って感じになってきた。

★ 人の心は熱しやすく冷めやすい。

★ 震災報道で思うのは、一番に情報が必要な人に情報が届かないということだ。被災地から外への報道は多くても、外から被災地への情報は十分だっただろうか。

★ これからは地味なニュースが多くなる。それは情勢が落ち着き始めた証拠だが、被災者支援、復興はこれからが本番だ。関心を持ち続けられるうまい方法があればよいのだが。
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「TSUNAMI」を観た

2011-04-02 02:34:17 | Weblog
★ 日本では昨年公開された韓国映画「TSUNAMI」を観た。

★ 海水浴でにぎわうリゾート地、高層ビルが立ち並ぶ海岸線の大都市をメガ津波が襲うと言ったストーリーだ。

★ いろいろなエピソードが混在しており、誰に感情移入すればよいのかとまどった。シリアスな内容とコミカルなテイストとのギャップにも少し違和感を感じた。

★ 何を置いてもこの映画の主人公はTSUNAMIだ。大量の水を使った特撮はすごい。

★ モチーフはスマトラ島沖地震によって発生した津波なのだろうが、東日本大震災を経験した後で観ると、何とも複雑な気になる。

★ 映画が現実を予見し警鐘を鳴らしていたとも言えるし、現実は映画をはるかにしのぐものだとも言える。さすがに原発事故までは予見できなかったようだ。

★ この時期、この映画を観るのは悪趣味だとも思ったが、この時期だから観ておきたいとも思った。

★ 破壊された高層ビル。海岸線の瓦礫の山。

★ 映画だけで観ておきたいシーンだった。
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