★ 「徒然草」を読んでいる。といっても現代文で。
★ 「徒然草」や「枕草子」など古典はテスト対策で断片的にしか読んでいなかったが、現代語で全段を読むと想像以上に含蓄に富んでいて面白い。
★ 兼好法師がこの時代に生きていれば、きっとブロガーとして人気を博したのではなかろうか。
★ 前半では「賀茂の競馬」が面白かった。木の上で競馬を眺めている僧侶が居眠って、何度も落ちそうになるという話。競馬を見に来たギャラリーたちは、競馬よりもその僧侶の様子を見て「危ないのにバカだなぁ」と言っている。
★ しかしそこで兼好法師の一言。「私たちはいつ突然死するかも知れない、それを忘れて競馬など見ていることの方が馬鹿げているのでは」と。周りの人々は「なるほどなぁ」と感心したとか。
★ 実に的を射た話だ。700年の時を経ても、人のことは大きくは変わらないようだ。
★ 「徒然草」や「枕草子」など古典はテスト対策で断片的にしか読んでいなかったが、現代語で全段を読むと想像以上に含蓄に富んでいて面白い。
★ 兼好法師がこの時代に生きていれば、きっとブロガーとして人気を博したのではなかろうか。
★ 前半では「賀茂の競馬」が面白かった。木の上で競馬を眺めている僧侶が居眠って、何度も落ちそうになるという話。競馬を見に来たギャラリーたちは、競馬よりもその僧侶の様子を見て「危ないのにバカだなぁ」と言っている。
★ しかしそこで兼好法師の一言。「私たちはいつ突然死するかも知れない、それを忘れて競馬など見ていることの方が馬鹿げているのでは」と。周りの人々は「なるほどなぁ」と感心したとか。
★ 実に的を射た話だ。700年の時を経ても、人のことは大きくは変わらないようだ。