二重権力構造

★　藤井財務大臣が辞任し、後任には菅氏が横滑りした。

★　藤井氏辞任の理由は健康問題と言うことだが、小沢氏に対する不満もあったようだ。藤井氏と言えば長年小沢氏と行動を共にしてきたが、藤井氏の西松問題に関する発言から関係が怪しくなったと言う。

★　藤井氏に先立って、かつて共に竹下派七奉行と言われた渡部氏との関係も怪しくなったから、人間偉くなると旧知の批判でさえ耳障りなようだ。

★　神輿は軽い方がいいとは言うが、鳩山総理の存在は随分と軽くなった。

★　マスコミや野党は一斉に「権力の二重構造」と大合唱。

★　しかしかつての自民党政権にもいろいろとあったしなぁ。その自民党も、今や政権交代の受け皿どころか、党存続の危機だ。参議院選次第では分裂、解散もありうる。

★　議院内閣制だから、党と内閣が調整しながら政権を維持するのは仕方のないことだが、民主党が小沢党になっては結局支持率の低下を招く。

★　新しい政治はトロイカ体制が終わり、政権再編が終わった後だろうか。

通知表の変化から

★　明日から近隣の小中学校は３学期が始まる。

★　私の幼い頃の始業式と言えば、前の学期の終業式に渡された通知表に家でハンコを押してもらい、それを持っていくと言うのが常だったが、今はそうではないらしい。

★　通知表が冊子ではなく１枚モノの紙で渡されるようになっている。それは学校に返却する必要はない。冊子だと紛失が相次ぐことへの配慮だろうか。

★　そういえば最近自分の身の回りの管理ができない子どもをよく見かけるようになってきた。モノをよくなくす。ひどい場合はテキストさえなくしてしまう。

★　ただそのだらしなさは、必ずしも子どもだけの責任でもなさそうだ。身の周りの整理ができない親が増えているように思う。

★　教え子の家庭を訪問する機会が何度かあったが、ゴミ屋敷かと思うような家に目を丸くしたことがある。そしてそれは１軒のことではない。

★　この散らかり具合では、モノがなくなるのもわかるような気がすると言った家を何度か見かけた。

★　子どもをめぐる諸問題の背景には親の問題が少なからずある。そして、こうして育った子どもたちがまた次の再生産をすると思うと、将来に不安ばかりが募る。